アクリル酸 | 化学物質過敏症 runのブログ

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wikipediaより
アクリル酸(—さん、Acrylic acid)は、化学式が CH2=CHCOOH の、もっとも簡単な不飽和カルボン酸である。IUPAC命名法では、2-プロペン酸 (2-Propenoic acid) と表される。融点 12 ℃、沸点 141.6 ℃の液体。CAS登録番号は[79-10-7]。酸解離定数(pKa)は4.25、粘度は1.3cP(20℃)。


アクリル酸の工業的な合成法のひとつとしては、プロピレンの二段階酸化が挙げられる。プロピレンを金属触媒存在下に酸素で酸化してアクロレインとし、さらにもう一段階の酸化によりアクリル酸とする。

アクリル酸は適当な重合開始剤、あるいは酸素などの作用により容易に重合し、ポリアクリル酸を与える。この重合体はカルボキシル基を多数持つために非常に親水性が高い。さらに架橋を加えて網目状としたポリマーは、ナトリウム塩の形とすると高吸水性ゲルとして優れた性能を示すことから、紙おむつ用などに用いられる。

アクリル酸をメチルエステルとしたアクリル酸メチル (methyl acrylate, MA) も、ポリアクリル酸メチル (PMA) などのポリマーの原料として重要である。

国際化学物質安全性カードより
物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある無色の液体

物理的危険性:
この蒸気は空気より重い。蒸気と空気で爆発性の混合物を生じる。

化学的危険性:
加熱あるいは光、酸素、過酸化物のような酸化剤他活性化剤(酸、鉄塩)の影響下で容易に重合し、火災や爆発の危険を伴う。 加熱すると、有毒なフュームを生じる。この物質は中程度の強さの酸である。強塩基やアミンと激しく反応する。ニッケルや銅を含む多くの金属を侵す。

許容濃度:
TLV:2 ppm(TWA); (皮膚); A4(人における発がん性が分類できていない物質); (ACGIH 2005)
MAK:10 ppm, 30 mg/m3; ピーク暴露限度カテゴリー:I(1); 妊娠中のリスクグループ:C; (DFG 2005) (訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取

吸入の危険性:


短期暴露の影響:
腐食性。
眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。経口摂取すると、腐食性を示す。吸入すると、肺水腫を引き起こすことがある(「注」参照)。これらの影響は遅れて現われることがある。

長期または反復暴露の影響:




物理的性質 ・沸点:141℃
・融点:14℃
・比重(水=1):1.05
・水への溶解性:混和する
・蒸気圧:413 Pa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.5
・引火点:54℃(C.C.)
・発火温度:360℃
・爆発限界:2.4~8 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):0.36 (概算値)


身体への暴露
吸入 咳、咽頭痛、息切れ、灼熱感、息苦しさ
腐食性
症状は遅れて現われることがある
皮膚 吸収される可能性あり!
発赤、水疱、痛み
眼 発赤、痛み、重度の熱傷、視力喪失
経口摂取 灼熱感、脱力感、胃痙攣、下痢、ショック、腐食性、意識喪失