N-メチル-2-ピロリドン | 化学物質過敏症 runのブログ

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wikipediaより

N-メチル-2-ピロリドン (N-methylpyrrolidone、NMP) はラクタム構造を含む 5員環の構造を持つ有機化合物で、極性溶媒のひとつである。別名は N-メチルピロリドン、1-メチル-2-ピロリドン、N-メチル-2-ピロリジノン (N-methylpyrrolidinone)、M-Pyrol などである。

用途 [編集]
高い溶解性を持つため、特に高分子化学の分野を中心に様々な物質に対する溶媒として用いられる。また各種繊維やレジン樹脂、金属皮膜プラスチックの表面処理時の溶媒や、ペンキはがし剤としても用いられる。

N-メチル-2-ピロリドンとその誘導体は農薬や医薬品、繊維助剤、可塑剤、安定化剤、特殊インクなどの中間体として用いられることもある。またナイロンの前駆体でもある。ゴムの分野ではスチレン・ブタジエンゴム (SBR) ラテックス製品に用いられ、エレクトロニクス産業においてはプリント基板の製作に用いられる。

国際化学物質安全性カードより

物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある、無色の吸湿性液体。熱に暴露すると黄変する。

物理的危険性:


化学的危険性:
加熱や燃焼により分解し、窒素酸化物、一酸化炭素を含む有毒なフュームを生じる。アルミニウム、軽金属、ゴム、プラスチックを侵す。

許容濃度:
TLV は設定されていない。
MAK:20 ppm, 82 mg/m3; ピーク暴露限度カテゴリー:II(2); 皮膚吸収(H); 妊娠中のリスクグループ:C; (DFG 2005) (訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮

吸入の危険性:
20℃で気化したとき、空気は汚染されても有害濃度に達しないか、達してもきわめて遅い。しかし噴霧または拡散すると、かなり急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
眼、皮膚を刺激する。この液体を飲み込むと、肺に吸い込んで化学性肺炎を起こすことがある。

長期または反復暴露の影響:
反復または長期の皮膚への接触により、皮膚炎を引き起こすことがある。 動物試験では人の生殖に毒性影響を及ぼす可能性があることが示されている。



物理的性質 ・沸点:202℃
・融点:-24℃
・比重(水=1):1.03
・水への溶解性:非常によく溶ける
・蒸気圧:66 Pa(25℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.4
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.00
・引火点:96℃(O.C.)
・発火温度:270℃
・爆発限界:0.99~3.9 vol%(空気中)


身体への暴露
吸入 頭痛
皮膚 吸収される可能性あり!
皮膚の乾燥、発赤
発赤、痛み、かすみ眼