奥州・胆沢一小シックスクール 「主治医、盛岡の医師」
岩手県奥州市胆沢一小(児童418人)の児童19人が発症したシックスクール症候群の原因について市教委が「化学物質の影響は不明」とする文書を配った問題で、佐藤孝守市教育長は24日、「体調不良は化学物質が原因」と診断した国立病院機構盛岡病院(盛岡市)の水城まさみ医師が患者児童の「主治医」だと明言した。
市議会定例会の一般質問に答えた。
市教委は今後、学区内の住民や保護者を対象に説明会を開く予定を明らかにするとともに、佐藤教育長は「水城医師の考えを基に対応してきたし、保護者にも(水城医師の考え方を)説明する」と述べた。
市教委は先ごろ、長野県松本市の医師の見解として「症状が出た児童全員をシックハウス症候群のためだと考えるのは不適切」という内容のプリントを全児童の家庭に配布した。
ただ、水城医師は「市教委に協力したいが、連絡自体があまりない」と市教委に不信感を募らせている。総揮発性有機化合物量(TVOC)を抑制するため閉鎖中の校舎についても「TVOCの数値はあくまで目安で、原因物質の特定が重要。
分からないまま校舎の使用を再開すれば、被害が拡大する恐れがある」と指摘している。
2010年09月25日土曜日
runより:次の記事で私の考えを述べたいと思います