NK細胞について3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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3)NK細胞活性を上げるライフスタイル

NK細胞は自律神経系の働きに影響される。ストレスを受け交感神経系が優位になるとNK細胞の活性度が減少するので、できるだけリラックスするのがよい。例えばお風呂にゆっくりつかり、楽しいことを考えながらリラックスすると、NK細胞活性が上がる。もうひとつは笑うことで、腹から「ワッハッハッ」と笑うだけで免疫力が上がるようになる。

食事に関しては良質のたんぱく質と、緑黄色野菜をきちんと食べ、栄養バランスに気をつけることが大切である。生野菜や果物の中にはビタミン、ミネラルが多く、NK細胞活性を高める。昔から「酒は百薬の長」というが、飲みすぎはよくない。日本人の約半数は遺伝的にお酒に弱い体質で、この弱い方の7人に1人がやけ酒で大酒を飲んでいるといわれる。アルコールを飲み続けているとNK細胞活性が下がり、免疫力が落ちやすい。ただし、ほどほどにアルコールを飲めば、リラックスでき血液循環がよくなる効用もある。

NK細胞にはβ―エンドルフィンというホルモンレセプターがある。おいしいものを食べたり、楽しい気分のとき、脳からβ―エンドルフィンが分泌され、NK細胞と結合して免疫力が高まる。つまり楽しみながらの散歩など軽い運動をすると体の免疫システムの働きを高める。

反対にNK細胞の活性度を低下させるものとしては喫煙がある。なるべく禁煙に努めたい。40歳を過ぎると免疫力が落ちていくが、日常生活の中でNK細胞活性を上げるように努め、年齢に応じた免疫力を維持することが大切である。