NK細胞について | 化学物質過敏症 runのブログ

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30数年前まではリンパ球にはT細胞とB細胞の2種類しかないと考えられていた。しかもリンパ球は免疫されたもの、すなわち一度抗原として認識したものだけに反応するものと考えられていた。

1970年代、抗原感作なしに腫瘍細胞やウィルス感染細胞などを傷害するリンパ球細胞が見つかった。

その細胞は生まれながら(Natural)の殺傷力(killer)を備えており、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)と呼ばれる。NK細胞は初期の生体防御に重要な役割を果たすので、細胞活性が低下すると抵抗力がなくなり風邪を引きやすくなる。

NK細胞活性は40歳ごろから低下し始め、ストレスを受けるとさらに低下する。


1)NK細胞の働き

NK細胞の働きとしてはウィルス感染の防御と腫瘍細胞に対する攻撃があげられる。

免疫機能として作用するNK細胞は抗原提示なしに、ウィルス感染細胞を攻撃するが、それでもウィルスが増殖する場合はT細胞やB細胞が活動し始める。

すなわちT細胞やB細胞による免疫機構が働きだす前の、初動段階でウィルスを攻撃するのがNK細胞である。自分の体を外敵(細菌、異物、がん細胞など)から守るために、日頃からNK細胞を活性化するように努め、免疫力を高めておくことが重要である。