6)ストレスの対処法
ストレスを減らすためにはまずストレスの原因を考え、同時に自分には現在ストレスがあるという認識が必要である。
そして問題を抱えているのは自分だけではないと仕事や職場から少し距離おくとよい。
自分自身でどこまで対処できるのかを自覚し、あまりがんばりすぎないこと。例えばイライラして仕事でミスが多い、眠れない、アルコールに依存し、過食するときはストレスの始まりである。
集中力がなくなり、意欲も減退し、投げやりな気分も出てくるようなら医師の診察を受けるのがよい。疲労感、動悸、不眠などのストレス症状が続く時は精神科や心療内科と相談するとよい。
7)まとめ
二十一世紀に増加する疾病として、生活習慣病、アレルギー性疾患、老人性疾患、ストレス病がある。
いずれも日常生活のストレスと密接に関係している。ストレスは身体の防御・免疫機能を低下させ、内分泌系、精神神経系、内臓器系などの疾患に関連する。ストレスは、身体の不快感に泣き叫ぶ乳幼児から、死への不安からうつ病になる老年期までライフサイクルに応じて続く。
現代社会では、それまで身につけた適応力では対処できずに、離婚や昇進などでも、うつ病になるケースが増えている。