仙台市シックハウス対策連絡会議 | 化学物質過敏症 runのブログ

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あ市有施設の新築・改築時等における
シックハウス対策マニュアル
平成16年3月18日
はじめに
シックハウス症候群
いわゆるシックハウス症候群は化学物質による室内空気汚染等による健康被害とされているが,発症の仕組みなど未解明な部分が多く,またさまざまな複合要因が考えられている。さらに,シックハウス症候群とは別に,ごく微量の化学物質に対しても過敏症状をきたす化学物質過敏症が報告されている。

シックハウス対策マニュアル策定までの経過
シックハウス対策について,国においては,平成12年以降,「揮発性有機化合物(VOC)
等の室内濃度指針値」の設定,大規模ビルを対象とした「建築物における衛生環境の確保に関する法律」の改正(以上厚生労働省),「学校環境衛生の基準」の改訂(文部科学省),「建築基準法」の改正(国土交通省)等により対策の枠組みを順次整備してきた。
仙台市においても,平成12年11月に庁内関係課による「仙台市シックハウス対策連絡会議」を設置し,情報交換を行いながら,シックハウス対策を進めてきたところである。
しかしながら,国レベルの対応は各行政分野の観点の違いから,規制や管理する対象化学物質数等に違いがあることから,「仙台市シックハウス対策連絡会議」では,現時点における科学的知見や現実に採用し得る技術などを前提に,庁内におけるシックハウス対策を統一的に実施するためのマニュアルを作成することとした。

マニュアルの対象
このマニュアルは,仙台市が設置し,市民が日常的に利用する施設でのシックハウス症候群を防止するため,今後仙台市が新築,増築,改築,大規模修繕又は大規模模様替えする施設において,厚生労働省が設定した化学物質の室内濃度指針値を達成することを目標に対策を定めたものである。
また,指針値以下であっても発症する場合があるので,この場合は別途個別に対応が必要である。
マニュアルの改訂
ここに定めた内容は,平成15年末時点における科学的知見や現実に採用し得る技術などの環境を前提にしており,今後これらの環境変化に応じ見直していくものである。
平成16年3月 仙台市シックハウス対策連絡会議