大阪市が理解不足認める | 化学物質過敏症 runのブログ

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シックスクール訴訟が和解 大阪市が理解不足認める
学校の建材などに含まれる化学物質でアレルギー症状が出る「シックスクール」が原因で登校できなくなったとして、化学物質過敏症の高校生入江茂弘さん(18)が大阪市に1000万円の損害賠償を求めた訴訟は24日、大阪地裁(平林慶一裁判長)で和解した。


大阪市が過敏症への理解不足を認めて遺憾の意を表明し、和解金150万円を支払うなどの内容。


「教職員の研修に努める」との文言も盛り込まれ、原告側は「市が今後も対策を進めると確認できたことに意義がある」と評価している。


訴状によると、入江さんは1994年に新築の自宅に入居後、シックハウスの症状が出た。通学していた市立小学校のエレベーター工事で症状が悪化し、その後過敏症と診断された。


学校側に再三申し入れたにもかかわらず、化学物質を使う教室や授業で何ら配慮がされなかったため、小学4年時から中学卒業までほとんど登校できなかった。

2007年1月24日 東京新聞