① 検査回数
毎学年1 回定期に行う。
児童生徒は非常に成長が早く、1 年に1 回の定期検査では、十分に適合が図られないと判断される場合は、回数を増やす必要がある。
② 検査方法
普通教室の机、いすの適合状況について調べる。
机面の高さは、座高/3+下腿長、いすの高さは、下腿長であるものが望ましいとされている。下腿長とは、座高計測するときの大腿部下面から足底までの垂直距離である。
① 検査回数
毎学年1 回定期に行う。
② 検査方法
時刻、条件は、照度検査と同様にする。明度、彩度の検査は、黒板検査用色票を用いて検査をする。
<参考>
1 照度の定期検査の年2 回のうちの1 回と同時に検査を行うと効果的である。
2 黒板の明度及び彩度を測定するために用いられる「黒板検査用色票」ケースには、色相判定用の細長い色票が2 枚、明度・彩度判定用の色票が10 枚収められている。各々の色票は、上段に標準の色紙、下段に同じ大きさに切り抜いた窓になっている。
無彩色の場合の測定は比較的容易である。無彩色の判定票を黒板に当て黒板面と色票が視線と直角になるようにして、下の窓の色と上の色紙の色を比較する。もし、黒板の色がN3 よりも白く感じるならば、明度3 を超えていることになり、図Ⅱ-3-4のように不合格となる。
有彩色の場合は、まず色相判定票により黒板の色相を定める。次にその色相に相当する明度・彩度判定票を用いて、無彩色の場合と同様に比色する。5/2 とあるのは明度5、彩度2 を示す記号で、図Ⅱ-3-5に示されるように、4/4 と示してある標準よりも数の少ない記号で示される色調でなければならない。
C 事後措置
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○ 机、いすの高さが、児童生徒等の身体に適合していない場合は、速やかに適合させなければならない。
○ 特別教室は、異なる学年、学級が使用することから、年齢等にあわせて、高さを調節する必要がある。
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○ 判定基準を超える場合は、板面を塗り替えるか、又は取り替える等の適切な措置を講ずるようにする。
○ 黒板面の塗り替えは、部分的に行うとむらができるので、板面全体にわたって塗り替えることが望ましい。
○ 黒板面を傷つけないために、日ごろから次のようなことに注意する必要がある。
・ チョークは、硬い粒子や異物を含んだものを使用しない。
・ 黒板ふきは、吸収の悪い繊維のかたいものを使用しない。
・ 黒板面を著しく傷つけるため、黒板面を濡れた布等で水拭ふきはしない。