有害な化学物質の室内濃度低減に向けて2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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2)主な化学物質などの発生源など
(1)発生源となる可能性のある材料(建材・施工材など)の例
ホルムアルデヒド
(2)その他
・合板、パーティクルボード、壁紙用接着材
などに用いられるユリア系、メラミン系、
フェノール系などの合成樹脂や接着剤
・一部ののりなどの防腐剤 など
トルエン、キシレン、エチルベンゼン
スチレン
パラジクロロベンゼン
クロルピリホス
・発生源となる可能性のある教材・文具など
接着剤、塗料、油性フェルトペン、ホワイトボードマーカー、化学実験薬品など
・発生源となる可能性のある日用品
床用ワックス、芳香剤、消臭剤、洗剤、殺虫剤
・しろあり駆除剤
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル
・壁紙・床剤などの可塑剤
・防虫剤や芳香剤など
・ポリスチレン樹脂などを使用した断熱材
 など
・内装材などの施工用接着剤や塗料など
天井
・塗料:キシレン
・ビニル壁紙:ホルムアルデヒド など
壁・
壁紙:キシレン
・ビニル壁紙:ホルムアルデヒド
・合板:ホルムアルデヒド など
床ビニル素材:
キシレン
・フローリング:ホルムアルデヒド
・ワックス:トルエン・キシレン など
備品・教材など
・カーテン:ホルムアルデヒド
・机・照明:ホルムアルデヒド、キシレン
・教材(油性フェルトペン):トルエン・キシレン など
3 注)室内濃度指針値:厚生労働省の室内空気中化学物質の室内濃度指針値
3)室内化学物質の濃度指針値など
両単位の換算は、25℃の場合による。
フタル酸ジ-2-エチルヘキシルの蒸気圧については1.3×10-5Pa(25
℃)~8.6×10-4Pa(20℃)など多数の文献値があり、これらの換
算濃度はそれぞれ0.12~8.5ppb相当である。
アセトアルデヒドについては、最近、WHOの定めた指針が誤ってい
たとの情報があり、それによると0.03ppmではなく、0.17ppmで
あったとされています。厚生労働省が定めた指針値0.03ppmは、
WHOとは別に定められたものであり、直ちに訂正が必要なもので
はありませんが、指針値が策定されてから一定期間経過し、この間に
様々な知見が蓄積されたことを踏まえ、厚生労働省においてアセト
アルデヒドの指針値の再検討に着手したところです。