脳にはっきりした原因のあるうつ
脳梗塞や脳出血などいわゆる脳卒中の発作を起こした方では、その後かなり高い割合でうつの症状が出現すると言われています。
またはっきりした発作がなくても、初老期以後に発症したうつ病の方では、CTやMRIなどで脳を画像診断してみると小さな脳梗塞のあとがあったり、脳が全体的、あるいは部分的に萎縮していることがよくあります。
また、身体の不調が脳に影響してうつ症状が出ていることもあります。甲状腺から出ているホルモンの量の異常でうつになる場合などです。
さらに、一部の薬は副作用としてうつが出現することがあると言われています。副腎皮質ステロイドやインターフェロン、循環器系の薬等で多いとされています。