牛乳アレルギーとは、牛乳をアレルゲン(αs1-カゼインやβ-ラクトグロブリンなど)とした食物アレルギーの一種です。
乳糖不耐性ともいいます
牛乳アレルギーは成人になると比較的に発症する頻度は低くなりますが、乳幼児においては最も深刻なアレルギー病気のひとつであるといえます。
牛乳はもちろん、乳性品は一切採ってはいけません
牛乳、チーズ、ヨーグルト、生クリーム、スキムミルク、粉乳、コンデンスミルク、チーズ、バター、マーガリン、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳、ヤギ乳、飲むヨーグルト、ミルクココア、乳酸菌飲料(ヤクルト・ジョア・カルピスなど)、ミロ、フルーツサワー、パイゲンC、スノーラック。パン(菓子パン・食パン・コッペパンなど)、ピザ、パイシート、プリン、ケーキ、クッキー、ワッフル、ドーナッツ、ポップコーン、ビスケット、カステラ、和菓子(瓦せんべいなど)、ウエハース、ホットケーキ、アイスクリーム、チョコレート、シャーベット、キャラメル、バター飴、キャンデー、ドロップ、チューインガム、プリン、クリームなど
カゼインは下記のものにも含まれています。化粧品、タンナルビン、ハム、ソーセージ等の豚肉食品 非発酵グレープジュースなどのフルーツジュース、ワイン、蒸留酒、ビール等
牛乳アレルギーの症状としては下痢、嘔吐などの消化器症状のほか、アトピー性皮膚炎、喘鳴、アナフィラキシー・ショックなどを発症することも分かっています。
牛乳アレルギーの治療としては、当然ながら牛乳を摂取しないこと。乳幼児の場合には、牛乳の代わりに大豆乳や消化乳を飲ませ(ただし、大豆アレルギーに要注意)、それでも下痢などの症状が発症する場合には中心静脈栄養が必要となる場合もありますので、様子を見ながら摂取していく必要があります。