卵アレルギー | 化学物質過敏症 runのブログ

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卵アレルギーは、最も多いとされているものの一つです。

皮膚にアレルギー症状があったり、アトピー性皮膚炎を発症している人を検査すると、食物にアレルゲンがあることを示すことが多くあるとそうです。

卵アレルギーは乳幼児に多く見られ、成長とともに減少していくとも言われています。

授乳中の母親からの影響を受けて卵アレルギーを発症する場合もあります。卵アレルギーの症状はアトピー性皮膚炎、じんましん、下痢、嘔吐、気管支ぜんそくが特徴とされています。即時型(Ⅰ型)のみでなく遅延型(Ⅱ、Ⅲ型)の症状もあり、2時間から24時間症状が出るまで時間が掛かることがあります。

症状がひどくなるとアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

(すぐに救急病院へ!死亡することもあります。スズメバチに刺されて死ぬのはアナフィラキシーショックです)


注意したい食品
卵アレルギーのアレルゲンの大部分は卵白に含まれるタンパク成分です。卵アレルギーの人は鶏卵はもちろんのこと、鶏肉や加工食品にも注意が必要です。パンやケーキ、はんぺん、かまぼこ、ちくわ、ラーメンなどの麺類、魚卵にも注意しましょう。(但し魚類の卵は表示義務がありません)

卵アレルギーを起こす力の強いオボムコイドというタンパク質は水に溶けやすいという性質があり、例えば溶き玉汁などはスープに対して強いアレルギー反応を起こす事があります。

マヨネーズやプリン、ケーキなどの食品にも注意が必要です。

また、鶏卵アレルギーの約半数がうずらの卵にも反応すると言われています。


卵を除去する時には?


卵アレルギーは早い時期に適切な除去食を行うことで、腸の負担を軽くし、他の食品から引き起こされるアレルゲンの発症を減らすと言われ、除去をしている人も増えています。

しかし、卵はビタミンやミネラルを多く含んだ栄養価の高い食品です。

(今でも完全食品です)


成長期などにむやみに除去を行うと栄養不足や成長の妨げになることもあります。

栄養のバランスを考えて代替食品を選んで食べることが大切です。

肉や魚、大豆などタンパク質を多く摂取できる食品、野菜や海藻類などを組み合わせてバランスを崩さない食生活を心がけまましょう。

除去に関しては、どういった食べ物をどこまで除去するかなど、適切な指示のもと行うようにしましょう


症状にはじんましんや呼吸困難などがありますが、出現して消失するまでの時間や症状、度合いなどは卵へのアレルギーの強さとその人の抵抗力によってかなりの差があります。(IGE抗体でかわります。免疫と言ったほうが分かりやすいですかね?)


また、出現する湿疹のできやすい部位や症状はアレルゲンによって違いがあります。

卵アレルギーの場合、出現する部位は乳児では頬から顎、耳の穴や耳全体、幼児期以降は手の甲、指などの部位にかたまって出現したり、肘や膝のくびれに出現することもあります。

肩や臀部、大腿部といった部位にも湿疹は出現します。卵アレルギーの特徴的な湿疹として貨幣状湿疹やストロフルスがあります。



卵アレルギーの特徴的な症状

コイン状湿疹の出現は卵アレルギーの特徴の一つと言われています。貨幣状湿疹とはコイン状の丸い形の湿疹のこと。

じくじくしたり、赤いブツブツができ、かゆみも強い湿疹です。

体幹や脚のすねの部位に出現しやすいと言われています。

ストロフルスは腕や足、体幹などの部位に赤くてかゆみの強い、粟粒大でじんましんのような発疹です。

春先から夏にかけて多く出現する発疹で、卵アレルギーの他に虫刺されが原因の場合もあります。かゆみが強い発疹で不眠や食欲不振、不機嫌などの症状を起こすことがあります。


赤ちゃんは全身に出現する?

卵アレルギーは幼児期の頃に発症することが多いアレルギーです。

肌が非常に敏

感で免疫もできていない赤ちゃんの頃にも卵アレルギーがでる場合があります。


赤ちゃんの場合は、全身にボツボツの赤いできものが出現し、非常に強いかゆみをともないます。

赤ちゃんは自分でかゆみを我慢することはできないので、すぐにかいてしまったり、不機嫌になったり、不眠の原因にもなります

手袋を着けてあげましょう。


赤ちゃんの頃に卵アレルギーになってしまうと治療は非常に困難と言われています。


アレルゲンは母乳から受け継がれる事もあります。

しかし母乳は免疫を含んでおり生存率に影響します。