有害物質|主成分|主流煙と副流煙|
たばこの煙には4000種類以上の化学物質が含まれています。
なかでも有害な化学物質は200種類を超えており、発がん性がわかっているものだけでも60種類あります。
いわゆるヤニで、煙の中に含まれています。
がんの原因になる発がん性物質のかたまりです。
肺をどす黒くさせ、その働きを低下させたりします。
1日に20本のたばこを吸う人は、1年で、およそコップ1杯分のタールを身体の中に入れることになります。
ニコチンは血管にダメージを与え、悪玉コレステロールを取り込みやすくさせます。
たばこがやめられなくなる原因になっているほか、体内の血管を細くし、心臓に負担をかけたりします。
血液中で、酸素が運ばれるのを邪魔し、息切れ、スタミナ不足を起こしたりします。
そのため運動能力の低下や、動脈硬化を促進します。
たばこの煙は、喫煙者が吸い込む「主流煙」と、点火部分から立ち昇る「副流煙」に分けられます。
有害物質の発生は、主流煙より副流煙の方が多く、中には主流煙の数十倍にのぼる有害物質もあるのです。
また、主流煙は酸性ですが、副流煙はアルカリ性で、目や鼻の粘膜を刺激します。