今井研究室 | 化学物質過敏症 runのブログ

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化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

三重大学医学部看護学科 今井研究室 より
http://nurse.medic.mie-u.ac.jp/faculty/imai/index.html


Q & A
Q) 数年前より身体の調子が悪く、いろいろな病院で診察を受けていますが一向によくなりません。 私は化学物質過敏症ではないでしょうか?

A) 化学物質過敏症かどうかの診断を受けるには、専門医による診察が必要です。診断基準や客観的な検査結果などによる判断が必要ですので、自分で判断せずに、専門医を受診して下さい。看護相談室では専門医への受診方法などもご説明致します。


Q) 三重県内で化学物質過敏症を診てくれる医師を探しています。紹介して頂けないでしょうか?

A) 現在、三重県内には化学物質過敏症の診察をして下さる専門医はいらっしゃらないと思います。しかし化学物質過敏症患者さんの症状や訴えを受け止め、適切な指導や処方をして下さる医師はいらっしゃいますので一度、看護相談室へご相談下さい。


Q) 化学物質過敏症は一生治らないのでしょうか?

A) 化学物質過敏症の概念が日本に紹介されてから今年(2010年現在)で22年になります。以前は、一生治らない病気と思われていたようですが、適切な治療をすれば症状はやわらぎます。また、病気を早期に発見し適切に対応することで発症前のように生活をすることもできます。


Q) 化学物質過敏症の患者さんを元気付けたいと思い、果物や菓子、花を差し入れしていたのですが、ある日突然差し入れを断られて気分を害しました。どうしてなのでしょうか?

A) 化学物質過敏症の患者さんは、通常、人が感じられないような濃度の花や果物の栽培時に使われる農薬(残留農薬)によって症状が悪化します。また、食品中の添加物によって症状が出る人もいます。患者さんは、日々農薬や添加物に触れたり摂取したりしない生活を心がけているため、他者からの好意を受け取りたいと思っても受け取れない場合があります。


Q) 化学物質過敏症の患者さんは臭気を感じやすく、お付き合いが難しいと感じます。どうして石鹸の良い匂いまでを「くさい」と言うのでしょうか? 理解ができません。

A) 化学物質過敏症の患者さんが臭気を感じやすいのは、「嗅覚過敏」という症状があるからです。患者さんは健康な人が感じないような薄い濃度の化学物質によって症状が出ます。一見、難しいように感じられる患者さんとのお付き合いですが、実は、患者さんの生活を理解することにより、あなたご自身の生活を見直すことになります。つまり、あなたが「良い匂い」と感じておられるものは、実は、「有害な合成化学物質のにおい」であるかもしれないということです



runより:200記事記念は何度かメールのやりとりをした事のある今井准教授のHPからにしました。

今井先生はタカオカクリニックで相談室の担当をしてます。

悪夢のスイートホームシックハウスとの戦い」の著者であります