睡眠環境と低周波騒音の関係
低周波騒音は壁や家具を振動させて伝達するので、ベッドを使う場合は、壁や家具から少し離す必要があります。
また、枕を変えることも低周波騒音の被害を和らげることができます。
銅板にブチルゴムを貼り付け、1kgほどの輪ゴムと共に枕袋へ入れたた枕を使うことで、振動や騒音を吸収してくれます。
カフェインと睡眠の関係
睡眠対策には、カフェインを抜くということも有効です。
カフェインを含むコーヒーや紅茶などは、一息つくのには効果的ですが、夜の睡眠を妨げてしまいます。
また、カフェインを取ると、中枢神経に作用し、脳幹網様体の賦活系刺激によって知覚が鋭敏になります。
したがって、低周波騒音を敏感に感じて体調が悪くなる可能性があります。
低周波音の定住波
低周波音は、室内で定住波として残ることがあります。
定住波とは音の波が反射されるとき、入ってきた波と合成されて、見かけ上、音がその場にとどまる現象のことを言います。
定住波は場所によって場所によって振動が異なりますので、定住波の影響を避けるため、寝る場所を変えてみるのもひとつの方法です。
低周波騒音の睡眠対策
家の中でも、部屋によって低周波騒音が違っているため、睡眠対策として、寝る部屋を変更するというのも有効です。
特に洋室と和室とでは感じ方が違います。
和室は畳や壁が音を多少吸収しますが、畳を支えている気から振動が伝わってきています。
和室の場合は、畳の境目に頭や胸を置かず、畳の中央付近で寝たほうが良いでしょう。
睡眠対策
低周波騒音は、夜にその騒音が認識されやすくなっています。
これは、夜に空気が上の方から冷えてくると、音が屈折して地上に集まるからです。
また、低周波騒音は、空中から音と同じように伝わる方法と、壁や床などから振動が伝わる方法の2つあります。
睡眠時に邪魔になるのは、どちらかといえば床などからの振動から伝わる方法で、この振動を少なく対策が睡眠対策としてとられています。
低周波騒音被害の対策
根本的な対策は発生源となっている物を止めればよいのですが、発生源を特定しにくいうえ、仮に特定したとしても隣りの冷房機器だったり、工場の機械が発生源である場合が多いので、すぐには止められないことが多いのが実状です。
そこで、睡眠対策や家具の配置などを変えることで低周波音を吸音したり、拡散したりする方法が注目されています。
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