お先真っ暗 | 大門 昌代

大門 昌代

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カウンセリングを、初めて受けた時の私は、絶望のどん底でした。

あれもやった。これもやった。でも駄目・・・

まるで、真っ暗な部屋に閉じ込められたような感じでした。

上を見ても、前を見ても、後ろを見ても、何処を見ても光が見当たらない。

出口なんて無いんだ!

そんな風に感じていましたから、本当に絶望のどん底、お先真っ暗な状態。

あくまでも、私の当時の感覚です。

実際に部屋に閉じ込められていたわけでは、ありませんよ~

そして、「どんな自分になりたいの?」と聞かれた私は、キッパリと言い切りました。

「もっと強くなりたいです!!」

真っ暗な部屋に閉じ込められて、お先真っ暗な状態で、どうする事も出来なくて体育座りしている自分が、どうも惨めで情けなくて、許せなかったのです。

強くなったら、何とか真っ暗な部屋から出られるのでは?と、考えていたのです。

イメージとしては・・・

強くなった私が、部屋の壁に体当たりして、壁をブチ破って外に出て行く。

もしくは、強くなった私が、部屋の床下を掘り進み、外へ脱出する。

その為には、体力が必要だから、どんな筋トレでもやりますから、トレーニング方法を教えてくれ~!!

「幸せになるなら、何でもします!」

「楽になる為なら、何でもします!」

「この真っ暗闇から脱出できるなら、何でもします!」

意気込みだけは、我ながら素晴らしいと今でも思います。

でも、私が真っ暗な部屋から出て行く方法は、私が想像していた方法では、無理だったのです。

あれもやった、これもやった、でも駄目だった。

だから、真っ暗な部屋で体育座りしているのです。

気力・体力共に疲れ果てていたのです。

なのに、これ以上トレーニングして、体力をつけて強くなろうとしても、心も身体も疲れ果てていて無理なのです。

では、どうやって真っ暗な部屋から脱出するか?

当時の私は、「強くならなきゃ無理だ」と思っていたのですが、私が思いもよらなかった方法があったんですね。

次回は、「その手があったか!」を、書かせていただきます。