怒りの下に隠れている感情に気が付いて表現できていれば、家庭内別居生活も回避できたかもしれない・・・
確かにそうですっ!!
ですが、それが簡単にできていれば、こんな苦労もあんな苦労もしていないのですっ!!
なぜ、怒りの下に隠れている感情を表現できないかといいますと・・・
すばりっ!!
恥ずかしいからですっ!!
しかも、今の今まで強がって生きてきた人間にとって、『寂しい』と表現しろと言われても、そう簡単には口に出せないのです。
死ぬほど恥ずかしいじゃないですかっ!!
そんな事が、スラスラと口から出てくるのなら、こんな事にはなっていないのです。
それが出来ないから、強がって頑張ってきたのです。
でもね、怒りの下に隠れている感情を言えないとかなり損をします。
例えば・・・
自分は、生活の為、子供の為と我慢に我慢を重ねて、贅沢はご法度!として生きているのに困ったちゃんは、あっちのお店、こっちのお店でお金を使いまくり、果ては浮気相手と豪華旅行に行ったりなんかした事が、発覚したとしたらどう思います?
もうお気づきですね。
実話です。
「仕事で出張。」そう言って出かけた困ったちゃん。
「4日間も出張なんて疲れているだろうな~」と心配するけなげなわたくし。
がっ!しかーーーーーーしっ!!
心の中で私は、思っていました。
「出張だの仕事だの言って、私の事を全然相手にしてくれない!私もたまには旅行ぐらい行きたい!」
でも「私を旅行に連れていって♪」などと、恥ずかしくて言えないので、口から出る言葉は、「あなたは、いつも仕事ばっかりで、私に全然かまってくれないーーーーーー!!」
そんな私が、出張中の困ったちゃんにメールを送りました。
私のメール 「お仕事大変だね。今はどこに居るのかな?」
困ったちゃんのメール 「一日中働いてヘトヘト。今は○○から新幹線で移動中。」
※ ○○とは地域名なのですが、困ったちゃんから出張先として聞かされていた地域名とは、違っていました。しかも、出張先として言っていた地域は、新幹線が走っておりません。
私のメール 「○○??新幹線??」
困ったちゃんのメール 返信なし
その後、出張とは嘘で、浮気相手と豪華旅行に出かけていたという証拠が、ザクザク出てきました。
そして、大喧嘩です。
困ったちゃんは叫びます。
「お前は、旅行に行きたいなんて全然言わんかったやないかっ!!」
「俺は、旅行に行きたかったんやーーーーーーーーーっ!!」
なんという言い訳でしょう・・・
旅行に行きたかったのは、二人とも同じなのです。
でも二人とも恥ずかしくて言えなかったのです。
悔しいですが、浮気相手の女性は「あなたと旅行に行きたい。」と、素直に言えたのでしょう。
心理学を学んで教えていただきました。
「人が変化していくのは、恥ずかしさとの戦いだよ。」と
「あなたと旅行に行きたい。」
この言葉を口にする恥ずかしさを、当時の私が超える事が出来ていたら、豪華旅行をゲットできていたかもしれませんね~