「幸せになるためなら何でもしますっ!」そう思ったことはありませんか?
私は思っておりました。
「どんな苦しい試練にも耐えてみせますから、幸せになる方法を教えて下さい!」
そんなことを思っておりました。
イメージとしては、石の上に座禅を組んで座ったり、重い十字架を背負って山登りするようなイメージです。
ついでに、火の輪をくぐったりなんかもしますっ!の勢いです。
まさに苦行!
そうでもしないと、こんなに不幸な私が幸せになれるとは、思っていなかったのです。
ところが、心理学を学んで私は知ってしまったのです。
そんな苦行よりも、もっと私がやりたくない事があるという事を・・・
それは、「恥ずかしさを超える」という事でした。
裸で横断歩道を渡れとか、人混みで大声で歌を唄えという事ではありません。
「そっ・・・それだけは・・・ご勘弁を~」と言いたくなるような事なのです。
私の場合でご説明いたしますと
・ 「助けて!」「しんどい」「もう無理!」と言う
・ 人に甘える
・ 本心を素直に伝える
これは、恥ずかしい!
でも、これが言えずに長い間人生が苦しくてつらいものになっていたという事を、心理学を学びはじめて知ったのです。
逆に言うと、石の上で座禅を組む必要も、十字架を背負って山を登る必要もなく、火の輪をくぐる必要もなかったのです。
ただ、長年恥ずかしすぎてできなかった事を、やるだけだったのです。
私が「助けてほしい」と誰かにお願いする事は、とっても恥ずかしい事でした。
「助けてなんて言ったら、弱い人間みたいだぞ。そんな風に見られるなんて恥ずかしい。」
「しんどいなんて言ったら、根性がないと言われるぞ。恥ずかしい。」
「えっ!この私が人に甘える?想像しただけで気持ち悪くて恥ずかしい。」
「何を!本心を伝えるだと!寂しいとか、悲しいとか人に伝えるのか?!恥ずかしい。」
とっても恥ずかしいので、どうしてもやりたくなくて、今までずっとやらずにいたのですが、追い討ちをかけるように教えられました。
「今までずっと頑張ってきたんでしょ?やれる事は全部やったんでしょ?それでも駄目だったんでしょ?という事は、今までの方法はもう通用しないという事なんだよ。だから、今までやっていない事をやるんだよ。」
ひょっ!ひょえーーー!!!
恥ずかし気持ちを超えるには、その先にあるご褒美を思い描く事が大切です。
ご褒美がないと、モチベーションはあがりません。
私の場合のご褒美は、「楽に楽しく人生を生きる事」でした。
この恥ずかしさを超えたら、楽で楽しい人生が手に入る!
勇気を出してやってみたら、出来るものですよ。
座禅も十字架も火の輪も必要ありません。
ただ、恥ずかしさを超えていく勇気があればよいだけです。
恥ずかしさを超えていく技を、私が知っていたら、これまでの人生は、もっと楽々だったでしょうね。