家庭内別居は、静かなるケンカ状態です。
表面上は静かなだけで、心の中ではお互いに大喧嘩しているわけです。
『寝たふりなんかしやがって!そんなに俺が帰ってくるのが嫌なのかっ!』と、にっくきあやつは思いますし、私は私で『毎晩夜中に帰ってくるなんて、そんなに私が嫌なのね!』と思います。
お互いが、ものすごーーーーーーーーく怒っているです。
私が心理学で学んだことの一つに『怒りは、感情の蓋』という言葉があります。
怒りの感情は、何か別の感情を感じないための蓋だというのです。
『蓋とな?』
『蓋をするって事は、よほど嫌なものが中にあるのだね?!』
『その嫌なものってなんだろう?』
私は、とっても怒っていました。
私のこの怒りは、すべてあやつの悪行のせいだとおもっていたのですが、残念な事に怒りを感じているのは、私自身です。
私が何か感じたくない感情に蓋をするために、怒っているのだとしたら?と考えてみるのです。
その感情を感じる事ができたら、怒りは消えるというのですっ!!
まぁ~ビックリ
入れ物の中を覗いて、その中に入っている嫌なものを、処分してしまえば、蓋をする必要がなくなるという訳ですね。
なるほど~
私の場合は、『浮気するなんて、おめーが悪いっ!』
『夜中に帰ってくるなんて!どこをほっつき歩いてるんだーーー!!』
『そんなに私の顔を見たくないというわけだねっ!!』という怒りがあり、これが蓋なわけです。
んでもって、その蓋の下には『大切にして欲しい』『仲良くできなくて寂しい』という感情が隠れていました。
そうですともっ!!とっても悔しいですが、私は寂しかったのですーーーーー
寂しいという感情を感じたくないから、怒っていたのです。
あやつはあやつで、おそらく『俺をもっと大切に扱ってくれっ!!』『お前が優しくしてくれへんから寂しいやんけっ!!』と、いかつい顔で思っていたのでしょうねぇ~
もしも私が、こっぱづかしいですが・・・・
『あなたに浮気されて、私はとても悲しかったのよ。もっと私を大切に扱って欲しいの』
『大切にされていないようで、私は寂しかった』と、あやつに伝える事ができたら、事態はいったいどうなっていたのだろう?と思うのですよ。
それを考えると、あんな妄想、こんな妄想が出てくるわけです・・・・
もっと早く知りたかったよ!なんですね(^^)
知っていたとして、私がその当時、怒りの下にある感情を、あやつに伝える事ができたかと言うと・・・おそらく無理だったと思います。
なぜなら、怒りの下にある感情に気付くだけでは、当時の私には表現できなかったからです。
そうです。
私は超自立した人間でしたから、恥ずかしくってそんな事言えなかったんですね~
まずは、超自立を何とかする必要があったようです。