【4コマ】恋愛カウンセラー発!2匹ぐらし【コラム】 -9ページ目

【4コマ】恋愛カウンセラー発!2匹ぐらし【コラム】

カウンセラーの夫と自由奔放な妻のほのぼの生活。

〓【4コマ】2匹ぐらし-その9 はコチラから 〓

その9のタイトルは「おねぼう」でした。

2匹ぐらし-その9-1

4コマで低血圧と紹介されている僕ですが、
血圧は本当に低いです。

低血圧の一般定義は
100/60mmHg以下らしいのですが、
一番最近の健康診断では
107/58mmHgという微妙なラインでした。

昔から起き続けるのは得意なんですが、
一度布団に入ってしまうと、
布団から出るのがなかなか億劫です。

だって、布団の中の

ぬくぬく

は、この上ない幸せじゃないですか!

その「ぬくぬく」を妨げられると、
人は機嫌が悪くなったりするものです。

「起こして~」

と頼みつつ、

「起こすな!」


と逆上するパターン。

皆さんもやってしまったり、
被害にあったことはないでしょうか?

4コマでは僕が起こされる側ですが、
これが逆の立場の場合、

「殺したいぐらい憎らしい」

と言い放つ、
とっても恐ろしいゆうかちんに出会います。

円満な生活を築くため、

お互いをどう気持ちよく起こすか

を日夜研究する2匹でございます。

この「朝起きられない」背景には
色んな心理があるんですが、

そこには何かしら、

起きたくない状態

があります。

 早く起きても仕方ない、
 起きてもやることがない

 起きたらあれをやらなくちゃ
 これをやらなくちゃ

 休みたい、休ませてほしい
 休ませろよ

 学校行きたくない、会社行きたくない
 勉強したくない、仕事したくない

 起こして欲しい、助けて欲しい…etc

僕は学生時代、起きられないことを
深刻に悩んだ時期がありました。

いま振り返ると無意識下では、

学校に行きたくない

という理由が、
とてもたくさんあったように思います。

当時は自覚できない
(行きたくない気持ちを認めたくない)
でいたので、寝過ごしてしまうたび、

「また、やってしまった…。
 なんて自分はダメなんだろう。」


と自分を責めていました。

ダメ人間を卒業しなくては!
真っ当な人生を送らなくては!
行かない俺が悪い!
甘えてる場合じゃない!


そんな風に思っていたので、
強引な通学方法を取ったんです。

徹夜して寝ないで通学したり、
帰ったらすぐに寝て、
深夜から起き続けて通ったり。

何とも無茶苦茶な方法です。

それぐらい、

起きられる自分

というのを全く信頼できませんでした。

それはもう、眠ること自体が、
怖くて怖くて仕方がないほどでした。

よく乗り切ったなぁとは思うんですが、
当然、あまり気持ち良くありません。

当時にカウンセリング知ってたらなぁ、
などと今では思ったりします。

なので、

・自分が起きられない
相手が起きない

という時には、まず、

起きたくない気持ち

というのを、
ちょっと想像してあげて欲しいんです。

そしてそれを否定するのではなく、

認めてあげること

が悪循環のサイクルから抜け出す、
初めの一歩となります。

自分自身にも相手にも、
お尻をペチペチするのは、ほどほどに(笑

まんが『2匹ぐらし』その9-4









ゲームじゅやちん
来週もお楽しみに!ヒヨコ
〓【4コマ】2匹ぐらし-その8 はコチラから 〓

その8のタイトルは「こだわり」でした。
皆さんは生活の中でなにか

こだわっていること

ありますでしょうか?

一般的には男性の方が凝り性で、
マニアックだと言われます。

「朝はコーヒーを飲まなきゃ始まらない」


「本棚の漫画の巻数は
 綺麗に並んでなくちゃイヤなんだ」


「帰って来たらまず、
 メールチェックをさせてくれ」


みたいなのが多かったりするのです。
かくいう僕も、

 納豆はネギがないと食べたくない

とか

 マヨネーズは
 松田のマヨネーズタイプじゃなきゃやだ

とか

 シャツはこうたたんで欲しいんだ

とか色々あります。

一方で女性は

「靴下は脱いだらしまって!」

といったことは多いようですが、
こだわりという点では
男性に比べて少ないように思います。

そんな中で、
うちのゆうかちんがこだわっているのが、
寝る前の布団の状態です。

まんが『2匹ぐらし』その8-4









家庭によっては当たり前でしょうし、
朝に済ませてしまう人も多いと思いますが、
我が家は寝る前に整えるのが習慣です。

僕は、

「寝たらどうせ乱れるし」

と思ってしまうので、
布団に潜ってから適当に整えるのですが、
彼女は決してそれを許しません。

どれだけ極限に疲れた状態であろうとも、
無茶苦茶に眠たい時でも、
そこだけは譲れないゆうかちんであります。

布団を整えた後、
にんまりとした満足気な彼女を見ていると

「今日も平和だなぁ」

と思います。

おかげで毎日気持ちよく眠らせてもらうんですが、
せっかく整えた布団を

ばっさり落とす

のはゆうかちんなので、
なにやら複雑な気持ちで寝ております。


ゲームじゅやちん
来週もお楽しみに!ヒヨコ
〓【4コマ】2匹ぐらし-その7 はコチラから 〓

その7のタイトルは「席順」でした。
4コマでは僕がお母さんのようになっていますが、
うちの料理長は、ゆうかちんです。

まんが『2匹ぐらし』その7-2









僕は料理がとっても下手くそなんですよねぇ。
カレーや鍋物は得意なんですが…

1人でほっとくと、
ベーコンエッグばかり作って食べます。

包丁いらず、早い、簡単、おいしい、
ビバ!ベーコンエッグ。

ちなみにただのベーコンエッグじゃないですよ!

チーズをトッピングし、
胡椒とバジルを振り、
醤油をちょっと垂らして、
マヨネーズをかけて食べます。

その名も、
王様ベーコンエッグ!

ゆうかちんには

「きもい」

と一蹴されますが、おいしいのです。

さて。

4コマでは食事中こき使われておりますが、
僕としてはさほど、
億劫でも不満でもなかったりしています。

なんでしょう。

料理ができない自分は、
シェフに頭が上がらないのです。

これまで何度かチャレンジしてきたんですが、
時間をかけて、
レシピ通りきっちり作ってみても、

何をどう間違うのか、

「???」

という味になります。

一方。

彼女の料理はとってもアバウトなんですが、
これがびっくりするぐらいおいしいのです。

ゆうかちんと一緒に暮らし始めてから、
僕の野菜への価値観が変わりました。

 小松菜って、
 こうやって食べるのかっ!


 チンゲン菜って、
 こんなにおいしかったのかっ!!


 この世にズッキーニという
 野菜が存在したのかっ!!!

 
こんな具合です。

そんなわけで、
歴然とした力の差を思い知らされている僕は、

 おいしい料理を食べさせて頂ける


と、とっても謙虚な気持ちで、
食事中を過ごしていたりするのです。

うっかり食事前にシェフを怒らせようものなら、
僕には王様ベーコンエッグの道しかありません。

ちなみに、料理が苦手な男性にとって

「おいしいご飯」

というのは、とっても魅力的で、
愛情を感じやすいものだったりします。

同居しておいしい料理を食べ続けた後、
喧嘩して別居しようものなら、
そのありがたさには一瞬で気づくことでしょう。

「料理ができない」

という女性の方も多いと思うんですが、
どうか最初からあきらめないでください。

なぜならゆうかちんも、
最初はほとんど料理をしなかったんです。

 自分は料理が上手

なんていうのも、
全然思ってなかったみたいです。

ただ、付き合い当初、
僕がたまに作ってくれた彼女の料理を

「おいしい!おいしい!」


と言ってもぐもぐ食べていたら、
彼女もだんだんとその気になったみたいです。

なので

「うちの妻(彼女)は料理嫌いだしなぁ」


という男性の方も、
なるべく料理を誉めてあげてみてください。

嘘をつく必要はありませんが、
作ってくれた彼女の想いが受け取れると、
その料理のおいしさは感じられると思うんです。

人はめちゃくちゃにお腹が空いている時、
おにぎり1つでも、
涙が出るほどおいしく感じられる生き物です。

少なからず僕は昔、

彼女が料理を作ってくれること

それ自体が、嬉しくて、嬉しくて、
それは最高のスパイスだったと思います。


ゲームじゅやちん
来週もお楽しみに!ヒヨコ
〓【4コマ】2匹ぐらし-その6 はコチラから 〓

その6のタイトルは「ねごと」でした。
皆さんは夢を見るほうですか?
そして、寝言は言うでしょうか?

4コマの中でゆうかちんがうなされていますが、
あれは頻繁にあるわけではなく、
年に1回くらいの割合です。

年に1度の暴言デー。

その日は突然やってくるので、
ドキドキします。

まんが『2匹ぐらし』その6-4









いったいどんな夢を見ているのか、
ゆうかちんに聞いてみたところ

僕が、浮気をしている夢

だそうです…。

誓って一度も浮気をしたことがない、
いや、自分としてはないつもりですが…
基準は人によって違うので難しいですね。

いわれのない夢で、
本気で非難されたこともあります。

感情は現実と仮想を区別しない

ので厄介です。

そうなんです。
ドラマや映画、小説や漫画など「仮想世界」でも、
僕達は「感情」を感じることができます。

この性質を利用しているのが、
面談カウンセリングやワークショップで行なう、
イメージワーク、セラピーなんですよね。

何か問題を抱えてしまう時、
感情にフタをしちゃって前に進まない…。

そんな場面がよくあります。

感情というのは、

感じたくて生まれてくるもの

なので、それを感じないというのは、
進行するプロセスを止めてしまうことになります。

認めて、ただ感じてあげることで、
再びプロセスが進んで気づいたり、
それまで停滞していた問題が変化することも、
カウンセリングの場では少なくありません。

感じないようにしようとすればするほど感情は、

感じようとする状況

をどんどんと作り出したりもします。

例えば、

「寂しい」

ということが素直に言えなかったり、
認められなかったりすると、

「寂しくなんかない」

という気持ちを持ち始めます。
寂しさを感じたくないですからね。
僕にもそんな時期がありました。

そう思っている人が誰かと近づくとどうなるでしょう?
想像してみて欲しいんですが、おそらく、
あまりその人と関わろうとしないはずです。

そうすると、相手が興味を持ってくれたり、
近づいて来てくれたりしても、
強がってしまって、その気がないふりをしたりします。

そうすると相手は、

「あんまり近づいて欲しくないのかな」

そんな風に誤解したりして、ますます1人になり、
どんどん寂しい状況になってきちゃったりするのです。

僕がこれまで浮気をしないですんでいるのは、
夢とは言え、
ゆうかちんが浮気の感情プロセスを
持って来てくれるからなのかもしれません(笑


ゲームじゅやちん
来週もお楽しみに!ヒヨコ
〓「でんわの回(中編)はコチラから 〓

自分に非があることを
認めることができなかった僕は、

だんまりを決め込んだ態度

を取ることしかできませんでした。

 俺は悪くない

そういう感じです。
一方で自己嫌悪し始めた彼女は、

 どうせ悪いのは私でしょ

という態度で、
感じが悪いままその場は過ぎました。

そのことにはあまり触れないようにする

という先延ばしの形で、
僕達は仲直りをしていったのです。

しかしその後…

2人の生活が彼女のアパートから、
僕のアパートへ移ったこともあり、
時間を持て余した彼女は、
僕の部屋から前の彼女と写った写真やプリクラ、
手紙なんかを次々と発見してしまうのです。

そうです。

前編 でお話ししたクマは返したものの、
僕はそれらを、
捨てることができないでいました。

もともと物があまり捨てられない僕でしたが、
前の彼女との写真が捨てられない背景には、
彼女との過去に大きな罪悪感があったからでした。

捨ててしまうことが

人間のすることじゃないぐらい

に感じていたんです。

付き合い初めの頃は、
あまり気にしていなかったゆうかちんですが、
僕のアパートでたくさんの物を見てしまったため、
たびたび前の彼女との関係を聞くようになりました。

「どんな人だったの?」
「何してる人なの?」
「なんで付き合い始めたの?」

僕はしぶしぶ、
それに答えることしかできませんでした。
悪態をつかれたこともたくさんありました。

 前の彼女とはもう別れているのに、
 目の前にいて、
 こうして一緒に暮らしているのに、

 いったい、どうしたらいいんだろう…

当時はカウンセリングなど思いつきもしないので、
完全に1人で抱えこみ、
彼女に信じてもらうため、
僕は彼女に尽くすような生き方をし始めます。

会社の休憩時間でもまめにメールや電話を入れ、
仕事が終われば真っすぐに帰宅をし、
友人とは一切遊ばず、
休みの日は必ず2人で過ごしました。

大好きなゲームもなるべく我慢し、
1人用のゲームは全くしなくなりました。

「1人暮らしだったら、全部1人だ」

そう自分に言い聞かせ、
家事もほとんど全部をこなしました。

同時に、彼女は

 こんな迷惑な私は、
 見捨てられるんじゃないか


 お荷物になってばかりで、
 うんざりされるんじゃないか


と自分を責めてばかりいた気持ちが、
少しづつ僕が喜ぶようなことをしよう、
という前向きな気持ちに変わってきました。

そして

彼女は精神薬を飲むのをやめ、
食事を1日、3日と徐々に作ってくれるようになり、
家事もすすんでやってくれるようになりました。

全く興味がなかったゲームにチャレンジしたり、
僕が好きなことで、
一緒に遊んでくれることが増えました。

絶対に嫌だと言っていたアルバイトにも挑戦したり、
やがては就職にも至りました。

そんな彼女の頑張ってくれている姿を見ていると、
今度は僕が前の彼女の写真や手紙を持っていることに、
強く疑問を感じ始めたのです。

 そもそも、俺はいつまで持ち続けるんだろう?
 例え彼女と結婚しても、
 持っているつもりなんだろうか?


 でも、捨てると、
 前の彼女をひどく傷つけてしまうような気がする…


 というか、
 すでに取り返しがつかないほど傷つけてる…


 でも、持ち続けることで、
 前の彼女が幸せになるわけでもない…


 2人は合意の上で別れたし、
 自分が現在、一緒にいるのは彼女だ…。


 …あれ

 俺は自分が罪の意識を
 感じたくないだけなんじゃないだろうか?


 彼女より、
 自分を優先しているんじゃないだろうか?


そしてある時、
僕は彼女に言いました。

「写真、捨てるよ。
 ずっと持ってるの、何かおかしいよね。」


それまでずっとそうしようとしなかった僕が、
突然そんなことを言ったので、
彼女はびっくりしていました。

でも

「そうだよ。やっと気づいたの?」

そう言って、彼女は笑ってくれました。

彼女が働き始め、
今度は2人で部屋を借りようと話していた頃です。

携帯を見られてから、
約1年後のことでした。

以来、

彼女が前の彼女について僕に聞くことは
一切なくなりました。

ちなみにその後も何回か
「電話見た事件」はあるのですが、
それほど濃いエピソードではありません(笑

そのお話はまた別の機会で。


ゲームじゅやちん
来週もお楽しみに!ヒヨコ