一昨日の第8番に続き今日はパーヴォ・ヤルヴィ指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団のブルックナー交響曲第7番を聴きました。録音は2022年1月。第8番は同じ年の9月録音でした。
CDショップのサイトにあった曲紹介で「旧盤と収録時間を比較すると全ての楽章で速くなっており、」とありましたとおり比較的速めのテンポ設定。しかしそれでスケール感を損なうこともなく、むしろ音楽の流れの良さが伝わってきます。あまり極端なテンポルバートや表情付けはないのですが、全体にアゴーギクもディナミークの変化もとても自然でゆったりと呼吸をしている感覚。深く息を吸いゆっくりと息をつく、そんな繰り返しの中で心地よく音楽が進んでいきます。要所要所できりっとした構築感も感じさせるパーヴォ・ヤルヴィの音楽作りはブルックナの描いた世界を活き活きと再現してくれるようでした。そしてこの録音でもチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の音の美しさは魅力的。この演奏もとても気に入りました。
こちらから、パーヴォ・ヤルヴィ指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の演奏するブルックナー交響曲第7番を全曲お聴きになれます。
フランクフルト放送交響楽団と11年の歳月をかけて完成させたブルックナー交響曲全集の発売が記憶に新しいパーヴォ・ヤルヴィが、その第7番を再び取り上げました。先の全集の中でも第7番はパーヴォ初のブルックナー録音として2006年11月の収録であったため、再録音のタイミングとして近すぎるとは言えないでしょう。旧盤と収録時間を比較すると全ての楽章で速くなっており、特に第2楽章では1分30秒近い差が出ていますが、演奏はくっきりとした音楽の輪郭を感じさせながら、むしろロマンティックな印象を与えるもので、フレーズ感のメリハリの効いた、個性的な解釈も随所に聴くことが出来ます。
ブルックナー 交響曲 第7番 ホ長調 WAB 107
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
録音: 2022年1月 チューリヒ・トーンハレ
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