久し振りに、無性にヘルベルト・ケーゲルの指揮した「アルビノーニのアダージョ」を聴きたくなりました。
しばらく前に手に入れたケーゲルのベートーヴェンの交響曲全集、3重協奏曲、ブラームスのドイツ・レクイエムが収められたCD-BOXの最後の1枚が「アルビノーニのアダージョ」を始めとした13曲が収録されたオーケストラ小曲集でした。
この「アルビノーニのアダージョ」に就いては以前記事投稿しています。
上記の記事の中で私はこの演奏について次のように書きました。
「流れ始めた音楽は、かなり遅めのテンポ。思い入れのこもった、と言うような表現とは正反対に淡々と進んでいきます。しかし、そこに描き出された風景は・・・。暗く深く。真っ直ぐ一点を見据えながら地の底へ向かって歩いて行く・・・。ざくっざくっと一歩づつ踏みしめながら。悲しみ？ 孤独？ 寂寥感？ 色々な言葉を頭に浮かべながら私は首を振ります。言葉にならない不安。名演です。」
優しさとか情感、等という物とはまったく無縁の演奏。また、小曲を軽く聴かせてやろう、等という気持ちともかけ離れたところにいる演奏です。厳しく鍛えた音の、もっと先にある物を一心に見据えたような指揮者と緊張感に満ちたオーケストラ。聴き終わった後、何時も思わず大きく息をついてしまいます。しかし、それでも。時に無性に聴きたくなる演奏です。
記事の始めの方でご紹介したCD-BOX、こちらから全曲お聴きになれます。
ヘルベルト・ケーゲル:Capriccioレーベル全録音集[8枚組]
1990年11月20日、歴史的な“東西ドイツ再統一”の陰で、ひっそりと自らの生涯に幕を下ろした指揮者ヘルベルト・ケーゲル。彼は旧東ドイツを代表するオーケストラ、ライプツィヒ放送交響楽団やドレスデン・フィルハーモニーの首席指揮者として数々の名演を残しました。Capriccioレーベルに残された全ての音源を集めたこのBOXには、ケーゲルの代表的録音であるドレスデン・フィルとのベートーヴェン交響曲全曲のほか、三重協奏曲や合唱幻想曲も含まれます。時として「冷徹」と表現されることもあるケーゲルですが、「ドイツ・レクイエム」冒頭での柔和で優しい響きは、そのイメージを一変させるもの。ケーゲルが育て上げたライプツィヒ放送交響楽団&合唱団による演奏も見事です。【CD8】にはケーゲルの名声を高めた「アルビノーニのアダージョ」を始め、「ルスランとリュドミラ」序曲から「威風堂々 第1番」まで、管弦楽小品全13曲をオリジナル音源で収録しています。今も語り継がれるケーゲルの芸術を、この機会にご堪能ください。
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【王宮編開幕】1歳児が内政改革に挑む!
類い稀なる能力を買われた赤ん坊のルートルフは、国王の命を受けて、家族と別れを告げ王宮入りを果たす。王から命じられたのは、貿易戦争に負けないために国力増強と産業振興の策を創案すること。ルートルフは、文官の青年ヴァルターや公爵次男のゲーオルクたちと執務にあたり、別世界の『記憶』を頼ってさまざまな分野で成果をあげていく。
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ルートルフ、ついに正体がバレる!?
７か月かけた数々の発明により困窮する領地を救ったベルシュマン男爵家の兄弟コンビ。ようやく安定した長閑な生活を満喫する一家のもとに、王都の父から手紙が届いた。内容は建国記念祭を見に王都へ来ないかという誘いだった。ウォルフとルートルフは家族と伴に王都へ行くことを決める。
しかし数日後、王都への道中、ルートルフは妹のミリッツァと一緒に謎の男たちに攫われてしまう。護衛の助けが間に合わない絶体絶命の状況に、ルートルフは勇気を振り絞り……!?
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新展開の数々に目が離せない、頭脳派１歳児の本格異世界ファンタジー第３弾。
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「ぼく、のこと、ひみちゅ」
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頭脳派0歳児の活躍とかわいらしさに目が離せない、本格異世界ファンタジー。
ルートルフがようやく1歳に!! 兄弟コンビの領地復興ストーリー第2弾!
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さらに、１歳を迎えたルートルフの前に見知らぬ赤ちゃんが現れて!? 赤ちゃん度ＭＡＸでお届けする、領地立て直しストーリー第２弾。
刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先
