VOCES8 フォーレ「レクイエム」「ラシーヌ賛歌」 突然の叔父の死 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

今日の午後。妻と外出した後帰宅し一息ついた頃でした。携帯が鳴りすぐ近くに住む叔父の名前が表示されました。あれっ、どうしたかな?

電話に出ると叔父では無く従姉妹の声でした。挨拶もそこそこに…

「あのね、うちのお父さん、今朝亡くなったの。」

「えっ、何?」

「今朝ね、起こしに行ったら息してなかったんだって。」

「……」

 

ショックでした。私の父の弟で、私が生まれてからずっと可愛がってくれた叔父でした。その知らせを受けるほんの少し前にも、最近おじさんと連絡していないけど、5月くらいにあった時は凄く元気だったよね等と話していたばかりだったのです。

 

叔父の家にすぐ駆けつけ、布団に横たわっている叔父の顔を見ると言葉は何も出てこず目の奥が熱くなるばかり。涙が止まらない風情の叔母の顔を見るとなおさらです。

 

父は今年で96歳ですから、父の兄弟も皆高齢になっていますし、こうした事が何時起きても仕方が無いこととは思っていてもやはりそれが現実となると気持ちは揺さぶられてしまいます。今は想い出を振り返る、と言うほどにも心の余裕が戻っていないらしくただただ悲しさばかりでいっぱいになってしまっています。

 

「お父さんは畳の上で死にたいって言っていたし、あまり苦しまないで死ねたら良いって言っていたから、望んだとおりになったのかも。」と呟いた従姉妹の言葉にただうなずきました。本当に長く苦しんだわけでは無かったというのは救いかも知れません。息子や娘、孫たちに囲まれた叔父の顔は本当に穏やかで、まるで息をしているようにも見え今にも目を開けて、おお、元気か、なんて声が聴けそうな気がするくらいでした。

 

家に帰って聴いた音楽はとびきりの透明感に満ちた美しさに包まれたVOCES8のフォーレ「レクイエム」と「ラシーヌ賛歌」。涙がじわじわとこみ上げて来ました。

 

 

 

 

 

 

 

好評発売中のそえだ信「赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録」シリーズの第3弾が出版されました!!!

(表紙画像公開されました。正装した凜々しい貴公子ヴォルフと可愛いルートルフ!)

赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録3 

 


ルートルフ、ついに正体がバレる!?


7か月かけた数々の発明により困窮する領地を救ったベルシュマン男爵家の兄弟コンビ。ようやく安定した長閑な生活を満喫する一家のもとに、王都の父から手紙が届いた。内容は建国記念祭を見に王都へ来ないかという誘いだった。ウォルフとルートルフは家族と伴に王都へ行くことを決める。
しかし数日後、王都への道中、ルートルフは妹のミリッツァと一緒に謎の男たちに攫われてしまう。護衛の助けが間に合わない絶体絶命の状況に、ルートルフは勇気を振り絞り……!?
さらに、自分が別世界の『記憶』を持っていることをこのまま隠し続けるのは難しいと考えたルートルフは、兄以外にも秘密を打ち明けることを決意して――。
新展開の数々に目が離せない、頭脳派1歳児の本格異世界ファンタジー第3弾。

 

 

赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録3 (MFブックス)

 

 

 

 

 

 

 

そえだ信「赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録」シリーズ 1 、2 絶賛発売中!!!

 

 

 

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赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録1
赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録2

 

赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録1 (MFブックス)

不作による飢餓、害獣の大繁殖。大ピンチの領地を救うのは、赤ちゃん!?

ルートルフ・ベルシュマンは生後6か月で突然大人並みの意識に目覚め、別世界の『記憶』に何かを告げられるのを感じる。焦らず周りの状況認識と言語習得から始めると、間もなく自分が男爵家の次男であり、領地が困窮していることを知る。領民たちが冬を越せないほどの深刻さに、自分が大人になるまでじっとしていられないと感じたルートルフは、兄のウォルフに自身の正体を明かし、ふたりで領地救済に乗り出そうと決意する。
「ぼく、のこと、ひみちゅ」
ふたりは別世界の『記憶』と『加護』という不思議な力を頼りに、領地に襲い来る問題への対処法を考えていくが……。
秘密を共有した兄弟コンビは無事に男爵領を救うことができるのか?
頭脳派0歳児の活躍とかわいらしさに目が離せない、本格異世界ファンタジー。

 

 

赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録2 (MFブックス)

ルートルフがようやく1歳に!! 兄弟コンビの領地復興ストーリー第2弾!

貧乏男爵家次男のルートルフは、別世界の『記憶』を持った頭脳派0歳児。やがて困窮する領民の状況を知った彼は、兄のウォルフにだけ自身の正体を明かして、領地救済に乗り出していく。ふたりは黒パンやコロッケなどを次々と発明し、おかげで領地は危機を脱しつつあった。
そんなある満月の夜、ルートルフとウォルフはオオカミのザムの背に乗せられて、隣のディミタル男爵領へ連れていかれる。森の中に着いたふたりが見たのは、柵に捕われたザムの仲間たちだった! 領地困窮の大きな原因となった害獣大繁殖のカラクリを知ったふたりは、オオカミ解放作戦を開始するが……。
さらに、1歳を迎えたルートルフの前に見知らぬ赤ちゃんが現れて!? 赤ちゃん度MAXでお届けする、領地立て直しストーリー第2弾。

 

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

 

 

臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい

二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ

 

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