今日もエロイカ。フルトヴェングラー指揮ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団1952年スタジオ録音盤 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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昨日、コンヴィチュニー/ゲヴァントハウスのエロイカを聴いてから、他の演奏と聴き比べがしたくなり、まずは最初の部分だけトスカニーニ、メンゲルベルク、ワルター、シューリヒト、クレンペラー、クリュイタンス、セル、スウィトナー、モントゥー、ベーム、バーンスタイン、カラヤンの4種類の録音、アバド、ラトル、ネルソンス、ヘレヴェッヘ、ブリュッヘン等々、20種類以上の録音をとっかえひっかえ聴きました。そのうち一部は全曲を通して聴いてしまったり……。全く暇人、です(笑) こうして聴いてみてもコンヴィチュニー/ゲヴァントハウスの演奏は、この中でトップに押してもおかしくなさそうだなぁ、などと思いつつ、やっぱり最後に聴くのはこれにしようか。

 

フルトヴェングラー指揮ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団、1952年のスタジオ録音盤です。

 

フルトヴェングラー指揮のエロイカについては、以前戦前の所謂「ウラニアのエロイカ」をテーマに記事投稿したことがあります。

 

今日聴いた戦後のセッション録音盤は、「ウラニアのエロイカ」ほどの熱狂的な凄みはありませんが、その分落ち着いた完成度の高い演奏でフルトヴェングラーらしい音楽作りの魅力をしっかり味合わせてくれます。特に第二楽章の深さ、最終楽章の熱さと迫力はさすがフルトヴェングラー。

 

ゴツゴツした無骨さの中に、ベートーヴェンの神髄を見せるコンヴィチュニー/ゲヴァントハウスに、巧みなテンポ変化で聴く者を激しい熱情の中に引っ張り込んでしまうフルトヴェングラー/ウイーン・フィル。何方が上とか下とか言う必要もなく何方も凄い演奏、という事なのでしょう。

 

今日は、やはりフルトヴェングラーって凄いな、と再確認することになりました。

そして、やっぱり私は何と言おうとフルトヴェングラーが好きなんだな、と言う事も再確認してしまったようです。

(笑)

 

 

BEETHOVEN/ 9 SYMPHONIES

2010年にEMIミュージック・ジャパンのSACDシリーズのために制作された96Hz/24Bitデジタル・リマスター音源を使用。
このリマスターはアビー・ロード・スタジオの技術者がおこない、基本的なポリシーとして、不要なクリック・ノイズは除去しながらも、楽音と録音会場全体の音響をできるかぎり忠実に再現するべく取り組むことを掲げて作業が進められています。
また、演奏芸術の再現という観点から、素材が残されている音源に関しては、楽章間の音響も収録、音楽的な繋がりがより自然に聞き取れるようにしてあります。
さらに、オリジナルソース探索の過程で、『ベートーヴェン7番』の未使用アナログ・テープが発見され、60年の経年にも関わらず良好な状態が保たれた驚きの音質を楽しむことができるのも朗報となっています。

 

 

 

 

 

 

好評発売中のそえだ信「赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録」シリーズの第3弾が出版されました!!!

(表紙画像公開されました。正装した凜々しい貴公子ヴォルフと可愛いルートルフ!)

赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録3 

 


ルートルフ、ついに正体がバレる!?


7か月かけた数々の発明により困窮する領地を救ったベルシュマン男爵家の兄弟コンビ。ようやく安定した長閑な生活を満喫する一家のもとに、王都の父から手紙が届いた。内容は建国記念祭を見に王都へ来ないかという誘いだった。ウォルフとルートルフは家族と伴に王都へ行くことを決める。
しかし数日後、王都への道中、ルートルフは妹のミリッツァと一緒に謎の男たちに攫われてしまう。護衛の助けが間に合わない絶体絶命の状況に、ルートルフは勇気を振り絞り……!?
さらに、自分が別世界の『記憶』を持っていることをこのまま隠し続けるのは難しいと考えたルートルフは、兄以外にも秘密を打ち明けることを決意して――。
新展開の数々に目が離せない、頭脳派1歳児の本格異世界ファンタジー第3弾。

 

 

赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録3 (MFブックス)

 

 

 

 

 

 

 

そえだ信「赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録」シリーズ 1 、2 絶賛発売中!!!

 

 

 

下記リンクから、一部試し読みできます。

赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録1
赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録2

 

赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録1 (MFブックス)

不作による飢餓、害獣の大繁殖。大ピンチの領地を救うのは、赤ちゃん!?

ルートルフ・ベルシュマンは生後6か月で突然大人並みの意識に目覚め、別世界の『記憶』に何かを告げられるのを感じる。焦らず周りの状況認識と言語習得から始めると、間もなく自分が男爵家の次男であり、領地が困窮していることを知る。領民たちが冬を越せないほどの深刻さに、自分が大人になるまでじっとしていられないと感じたルートルフは、兄のウォルフに自身の正体を明かし、ふたりで領地救済に乗り出そうと決意する。
「ぼく、のこと、ひみちゅ」
ふたりは別世界の『記憶』と『加護』という不思議な力を頼りに、領地に襲い来る問題への対処法を考えていくが……。
秘密を共有した兄弟コンビは無事に男爵領を救うことができるのか?
頭脳派0歳児の活躍とかわいらしさに目が離せない、本格異世界ファンタジー。

 

 

赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録2 (MFブックス)

ルートルフがようやく1歳に!! 兄弟コンビの領地復興ストーリー第2弾!

貧乏男爵家次男のルートルフは、別世界の『記憶』を持った頭脳派0歳児。やがて困窮する領民の状況を知った彼は、兄のウォルフにだけ自身の正体を明かして、領地救済に乗り出していく。ふたりは黒パンやコロッケなどを次々と発明し、おかげで領地は危機を脱しつつあった。
そんなある満月の夜、ルートルフとウォルフはオオカミのザムの背に乗せられて、隣のディミタル男爵領へ連れていかれる。森の中に着いたふたりが見たのは、柵に捕われたザムの仲間たちだった! 領地困窮の大きな原因となった害獣大繁殖のカラクリを知ったふたりは、オオカミ解放作戦を開始するが……。
さらに、1歳を迎えたルートルフの前に見知らぬ赤ちゃんが現れて!? 赤ちゃん度MAXでお届けする、領地立て直しストーリー第2弾。

 

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

 

 

臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい

二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ

 

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