ワインガルトナーというとベートーヴェンの交響曲全集が有名ですし、私もCDを持ってはいるのですが、正直なところあまり強い印象を持っていなかったような気がします。20世紀初め、第二次大戦が終わる前に亡くなった指揮者にしてはあまり極端なデフォルメはない演奏だったな、というくらいの記憶しか残っていませんでした。(音質が最近の録音と比べ聴きずらかったと言う事もあるかも知れません。)
そのワインガルトナーが、かなり晩年に近い時期(1938年から1940年)にロンドン・フィルとロンドン交響楽団を使ってブラームスの交響曲全集も録音しているのですが、この録音は聴いたことがありませんでした。
今日聴いたのは1939年、ロンドン交響楽団を指揮して録音したブラームスの交響曲第1番でした。
これは、なかなか聴き応えのある演奏でした。
たしかにベートーヴェンの交響曲全集の印象と同じようにスタイリッシュであまり極端なデフォルメはない演奏です。少し速めのテンポかな、という感じで始まった演奏は、しかしかなり強い熱気を感じさせてくれるものでした。ベートーヴェン交響曲全集と比べ音質が聴きやすくなっていることも有るかも知れません。しかし、たぶんそれよりナチスから逃れドイツ、オーストリアから離れざるを得なくなった境遇の影響もあるような気もします。いずれにしろこれは本当に聴き応えのある演奏、でした。
「パウル・フェリックス・ワインガルトナー・エードラー・フォン・ミュンツベルク(ドイツ語: Paul Felix Weingartner, Edler von Münzberg, 1863年6月2日:ザーラ(オーストリア帝国領ダルマチア。現・クロアチア) - 1942年5月7日:ヴィンタートゥール)は、指揮者・作曲家。ヴァインガルトナー・エードラー・フォン・ミュンツベルク家 はニーダーエスターライヒ出身で1820年にフランツ一世から貴族の称号(Edlen von Münzberg、「鋳貨山の貴人」)を賜った家系。
4歳の時に父親の死去により、一家とともにグラーツに移る。グラーツ時代から音楽の勉強を始め、音楽評論家エドゥアルト・ハンスリックの知己を得て、1881年にハンスリックの推薦でライプツィヒ大学に入学。初めは哲学を専攻するが、程なく音楽に身を投じグラーツ、ライプツィヒ、ヴァイマルの各音楽院で学んだ。ヴァイマルではフランツ・リストの弟子となった。1882年にはリストの推挙を受け、彼の作品を上演する機会に恵まれたが、安定した生活を求めて作曲家から指揮者に転じた。
1885年にケーニヒスベルク、次いでダンツィヒ、ハンブルクの各歌劇場の指揮者となる。1889年にマンハイム国民劇場のホーフカペルマイスター、1891年にはベルリン宮廷歌劇場(現、ベルリン国立歌劇場)の首席指揮者となり、1898年まで務めた。1908年にはグスタフ・マーラーの後任としてウィーン宮廷歌劇場(現、ウィーン国立歌劇場)とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(当時は常任指揮者制)の音楽監督に就任した。
(中略)
1937年に朝日新聞と日墺協会の招聘で、4度目の夫人(3度目とする書物もある)で指揮の弟子でもあったカルメン・シュトゥーダーとともに来日。5月31日に日比谷公会堂で行われた演奏会では、夫婦で新交響楽団(現在のNHK交響楽団)を指揮した。当時、カルメンは世界で唯一の女性指揮者とされており「レオノーレ序曲第三番」を指揮している。ナチス・ドイツの勢力拡大とともにパリに逃れ、第二次世界大戦勃発直前にロンドンへ向かい、最後はウィーン辞任後定住していたスイスに戻り、1942年5月7日にヴィンタートゥールの病院で亡くなった。」(Wikipedia フェリックス・ワインガルトナー より)
交響曲全集 ワインガルトナー&ロンドン響、ロンドン・フィル(2CD)
ワインガルトナー指揮 ブラームス:交響曲全集 交響曲第1番(ロンドン響、1939年2月16日、18日) 交響曲第2番(ロンドンフィル、1940年2月26日) 交響曲第3番(ロンドンフィル、1938年10月6日) 交響曲第4番(ロンドン響、1938年2月14日)
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しかし数日後、王都への道中、ルートルフは妹のミリッツァと一緒に謎の男たちに攫われてしまう。護衛の助けが間に合わない絶体絶命の状況に、ルートルフは勇気を振り絞り……!?
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不作による飢餓、害獣の大繁殖。大ピンチの領地を救うのは、赤ちゃん!?
ルートルフ・ベルシュマンは生後6か月で突然大人並みの意識に目覚め、別世界の『記憶』に何かを告げられるのを感じる。焦らず周りの状況認識と言語習得から始めると、間もなく自分が男爵家の次男であり、領地が困窮していることを知る。領民たちが冬を越せないほどの深刻さに、自分が大人になるまでじっとしていられないと感じたルートルフは、兄のウォルフに自身の正体を明かし、ふたりで領地救済に乗り出そうと決意する。
「ぼく、のこと、ひみちゅ」
ふたりは別世界の『記憶』と『加護』という不思議な力を頼りに、領地に襲い来る問題への対処法を考えていくが……。
秘密を共有した兄弟コンビは無事に男爵領を救うことができるのか?
頭脳派0歳児の活躍とかわいらしさに目が離せない、本格異世界ファンタジー。
ルートルフがようやく1歳に!! 兄弟コンビの領地復興ストーリー第2弾!
貧乏男爵家次男のルートルフは、別世界の『記憶』を持った頭脳派0歳児。やがて困窮する領民の状況を知った彼は、兄のウォルフにだけ自身の正体を明かして、領地救済に乗り出していく。ふたりは黒パンやコロッケなどを次々と発明し、おかげで領地は危機を脱しつつあった。
そんなある満月の夜、ルートルフとウォルフはオオカミのザムの背に乗せられて、隣のディミタル男爵領へ連れていかれる。森の中に着いたふたりが見たのは、柵に捕われたザムの仲間たちだった! 領地困窮の大きな原因となった害獣大繁殖のカラクリを知ったふたりは、オオカミ解放作戦を開始するが……。
さらに、1歳を迎えたルートルフの前に見知らぬ赤ちゃんが現れて!? 赤ちゃん度MAXでお届けする、領地立て直しストーリー第2弾。
刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先
二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ
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