ガスパール・カサド、原智恵子 フォーレ エレジー 愛する人を永遠に失ってしまった悲しみ | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

なんだか深い悲しみがしみじみと伝わってくる音楽です。チェロの深々とした響きとリズムを刻んでいくピアノの相乗効果で、心の一番奥まで音楽が染みこんでくるようです。

 

カサドのチェロのスケール感、懐の深さと原智恵子の毅然としたピアノが音楽になんとも言えない格調の高さを加えているようです。

 

「エレジー ハ短調 作品24 は、ガブリエル・フォーレが1880年に作曲したチェロ独奏とピアノのための楽曲。1890年に指揮者エドゥアール・コロンヌの要請によってオーケストレーションを施された管弦楽伴奏版も存在する。

オリジナル版の初演を演奏したチェリストのジュール・レーブ(1852-1933)
本作は、ピアノ四重奏曲第1番が完成した後に着手したものの、完成されなかったチェロソナタのために緩徐楽章として構想された。」(Wikipedia エレジー (フォーレ) より)

 

「ガスパール・カサドー・イ・モレウ(Gaspar Cassadó i Moreu, 1897年9月30日 - 1966年12月24日)は、スペイン出身の、20世紀前半で最も影響力あるチェリストの一人。作曲家としても活動し、最晩年には後進の指導や若い才能の発掘にも熱意を示した。
ちなみに、日本では古くから「カサド」で呼ばれることが通常である。

バルセロナの教会音楽家の家庭に生まれ、7歳でチェロを学び始める。9歳でリサイタルを開いたところ、聴衆の中に交じっていたパブロ・カザルスに認められ、それ以降カザルスの薫陶を受ける。地元バルセロナが街をあげて、カサドー少年がパリのカザルスのもとで音楽修業を続けることができるようにと奨学金を与えてくれた。職業演奏家としての活動は、第一次世界大戦中に始め、欧米各地で演奏活動や録音活動を繰り広げた。1959年に日本人女性ピアニストの原智恵子と結婚。」(Wikipedia ガスパール・カサド より)

「原 智恵子(はら ちえこ、1914年12月25日 - 2001年12月9日)はヨーロッパを中心に活躍した、日本人のクラシック音楽のピアニスト。1937年ショパン国際ピアノコンクールの日本人初出場者である。

夫はチェリストのガスパール・カサド。チエコ・ハラ・カサド(Chieko Hara Cassado)と表記される場合もある。ヨーロッパでは知名度が高かったものの、『原智恵子 伝説のピアニスト』が発売されるまで、日本人のほとんどが彼女の名前を記憶していなかった。スペイン出身のピアニストアリシア・デ・ラローチャは「演奏は技術的にも音楽的にも素晴らしいものです。パリでラザール・レヴィの教えを受けた彼女は偉大なピアニストでした」と述べている。」(Wikipedia 原智恵子 より)

 

 

こちらは、同じ曲の管弦楽編曲版。ガスパール・カサド自身による編曲、です。

 

 

デュオ・カサド~愛のことば

カザルスと並び称される偉大なチェリスト、ガスパール・カサドと“伝説のピアニスト”として再評価を得たピアニスト、原智恵子の夫妻によるアンサンブル“デュオ・カサド”。この伝説の二人による幻のアルバムが遂に世界初CD化。当アルバムは夫妻が旧ソ連を楽旅中の1963年に録音されたもので、1981年にLPにて発売されたが残念ながら流通は少なく、一般クラシック・ファンにはほとんど知られていない貴重な音源。カサドの没後50年、原智恵子の没後15年となる2016年。今なお多くの人々を魅了し続ける2人の音楽の知られざる1ページが、今再び明かされる。

 

 

Élégie, Op. 24 (Version for Cello & Orchestra)

 

 

 

 

 

 

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赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録2

 

画像が公開されました。お兄ちゃん、カッコいい。そして、ザム。とても良い仕上がりになっていますね!! イラストは一作目と同じ、フェルネモさんです。

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赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録2 (MFブックス)

ルートルフがようやく1歳に!! 兄弟コンビの領地復興ストーリー第2弾!

貧乏男爵家次男のルートルフは、別世界の『記憶』を持った頭脳派0歳児。やがて困窮する領民の状況を知った彼は、兄のウォルフにだけ自身の正体を明かして、領地救済に乗り出していく。ふたりは黒パンやコロッケなどを次々と発明し、おかげで領地は危機を脱しつつあった。
そんなある満月の夜、ルートルフとウォルフはオオカミのザムの背に乗せられて、隣のディミタル男爵領へ連れていかれる。森の中に着いたふたりが見たのは、柵に捕われたザムの仲間たちだった! 領地困窮の大きな原因となった害獣大繁殖のカラクリを知ったふたりは、オオカミ解放作戦を開始するが……。
さらに、1歳を迎えたルートルフの前に見知らぬ赤ちゃんが現れて!? 赤ちゃん度MAXでお届けする、領地立て直しストーリー第2弾。

 

可愛いたくさんの赤ちゃん!? 幸せな気分になれます!

 

赤ちゃん度MAX!!!

 

 

 

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赤ん坊の異世界ハイハイ奮闘録1

 

 

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不作による飢餓、害獣の大繁殖。大ピンチの領地を救うのは、赤ちゃん!?

ルートルフ・ベルシュマンは生後6か月で突然大人並みの意識に目覚め、別世界の『記憶』に何かを告げられるのを感じる。焦らず周りの状況認識と言語習得から始めると、間もなく自分が男爵家の次男であり、領地が困窮していることを知る。領民たちが冬を越せないほどの深刻さに、自分が大人になるまでじっとしていられないと感じたルートルフは、兄のウォルフに自身の正体を明かし、ふたりで領地救済に乗り出そうと決意する。
「ぼく、のこと、ひみちゅ」
ふたりは別世界の『記憶』と『加護』という不思議な力を頼りに、領地に襲い来る問題への対処法を考えていくが……。
秘密を共有した兄弟コンビは無事に男爵領を救うことができるのか?
頭脳派0歳児の活躍とかわいらしさに目が離せない、本格異世界ファンタジー。

 

 

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

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臼月【うすづき】トウコは援護【まも】りたい

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