シューベルト 交響曲第3番 イーゴリー・マルケヴィッチ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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今日はシューベルトの交響曲第3番を聴きました。演奏はイーゴリー・マルケヴィッチ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。1954年録音の音源です。

 

シューベルトの交響曲と言うと「未完成」と「ザ・グレイト」の存在が飛び抜けて大きく、あとは交響曲第5番が比較的演奏される機会がある、程度で初期の作品はあまり耳にする機会が多くないと思います。

確かに、「未完成」や「ザ・グレイト」に比べれば、特に初期の作品はまだ作曲家として成熟していない、という感じのする部分も少なくないのですが、しかしその分いかにもシューベルトらしい伸びやかさや歌を感じさせる部分もあり、時折ハッとさせられるような美しさも感じられたりします。

 

マルケヴィッチの厳しく引き締まった音楽作りはシューベルト18歳の作品を生き生きと再現しています。改めてこの作曲家の天から恵まれた才能の素晴らしさを再確認させられる思いがしました。きびきびとしたリズム、対照的に明るく楽しげな歌、指揮者の要求を軽々とクリアするオーケストラ。素敵な音楽でした。


「交響曲第3番(こうきょうきょくだいさんばん)ニ長調D200は、フランツ・シューベルトが1815年に作曲した交響曲。
1815年5月24日、シューベルトが18歳の時に作曲し、第2番から約2ヵ月を経て引き続き作曲した。最初の47小節は同年の5月に書き、残りの部分は同年の7月11日から19日のわずかな期間で書き上げた。シューベルトの交響曲の中で最も短いが、第1番、第2番より一層引き締まっており、楽器の使い方にも新しい効果がある。シューベルトの生前の演奏については不明な点が多く、よく分かっていない。1860年12月2日にウィーンの楽友協会の演奏会で、ヘルベックの指揮で終楽章のみが演奏された。また、全曲の初演は1881年2月19日にロンドンの「水晶宮コンサート」で、アウグスト・マンスの指揮によって行なわれた。
また第3番はモーツァルトやハイドンの影響が濃いが、その前の交響曲第2番と比べると、シューベルトの個性が現れており、また民謡との関係が深い。ワルター・フェッターは、この曲の第2楽章が最も重要であるとし、その主題が14世紀のドイツの民謡「マリアの子守歌」とほとんど同じであると指摘している。」(Wikipedia 交響曲第3番 (シューベルト) より)

 

 

シューベルト:交響曲第3&4番 他(限定盤)

1912年ロシアに生まれ、1983年に亡くなった20世紀を代表する巨匠指揮者イーゴル・マルケヴィチ。生誕110年を記念して、「20世紀の巨匠シリーズ」で発売された6タイトルをアンコール・プレスします。

ベルリン・フィルとのシューベルトに、ラムルー管を指揮したハイドン、グルックをカップリングした1枚。

 

 

 

 

 

 

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画像が公開されました。お兄ちゃん、カッコいい。そして、ザム。とても良い仕上がりになっていますね!! イラストは一作目と同じ、フェルネモさんです。

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