飯山陽さんの新刊「ハマス・パレスチナ・イスラエル-ーメディアが隠す事実」読了  | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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飯山陽さんの新刊「ハマス・パレスチナ・イスラエル-ーメディアが隠す事実」を読了しました。

 

感想は…、今パレスチナで起きていることを理解したければ、テレビを見ることは止め、すぐにこの本を読むべきだ、と思います。

 

本書の中で著者は、10月7日に起きた凄惨なテロ事件は、決して「現状に絶望した」パレスチナ人がやむにやまれぬ思いで彼らの自由を奪っているイスラエル軍に対して起こしたものなどでは無い。イスラム過激派テロ組織であるハマスがイランなどの支援を受けて彼らの目的(イスラエル殲滅→イスラム国家建設)のための手段として起こしたものなのだと語ります。何故か日本のメディア、中東専門家はパレスチナとハマスを敢えて同一視したような表現をしています。これらのテロ行為は虐げられたパレスチナが我慢できずに起こした行動で、イスラエル軍のテロに対する自衛の筈の軍事行動がパレスチナ人への迫害行為なのだと視聴者は思わせられる事になっているのです。

 

確かにイスラエル国家建設から現在に至るパレスチナ問題は様々な問題があり、簡単に語ることはできないでしょう。

しかし、今回の10月7日に起きたテロ事件から現在に至る紛争に関しては、複雑に考えてはいけないのでは無いでしょうか。イスラエル軍の目的は10月7日のテロ事件で攫われた人質の解放とテロ行為が再発しないようにすること、で非難されるべきは人質をとり、さらに民間人を盾にし続けているハマスなのです。

 

ともかく、この本、一読おすすめします。

 

内容に批判的な感想を持つ人もいるでしょうし、これで初めてパレスチナ問題に触れる人もいるかも知れません。何方にしろ一度読んでみてください。中東は遠く感じますが、日本にとっても人ごととばかり行ってはいられない問題でもあります。どんな立場でも、この本は一度目を通す価値がある本だ、と私は思います。

 

 

 

ハマス・パレスチナ・イスラエル-ーメディアが隠す事実 (扶桑社新書)

緊急出版!
世界を欺くイスラム過激派テロ組織ハマスの“弱者は正義”戦略を暴く!!
◎ハマスはパレスチナの代表ではない
◎ハマスは「テロ一択」のテロ組織
◎パレスチナ人を人間の盾に利用しながら弱者を守る清貧の戦士ヅラ
◎赤ちゃん丸焼き、斬首、レイプ…恐るべき残虐性
◎民間人を標的にした無差別テロを「抵抗運動」と主張
◎ガザ全体をテロ基地に!住民を盾に立てこもる卑劣さ
◎ハマス幹部は外国でセレブ生活、資産1兆円超!
◎目的はイスラエル殲滅⇒世界征服
◎イラン、中国、ロシア、北朝鮮がハマスを支援
◎ハマスの戦略にハマる(嵌る)メディア
◎ハマスは「福祉団体」と吹聴する「専門家」
◎イスラエルへの憎悪を煽るメディアと「専門家」
◎「日本は仲介役になれる」という「専門家」のウソ
◎国連も日本政府もハマスに忖度
◎ハマス最大の支援者イランが日本の「伝統的友好国」?
◎報道されない世界に広がる反ユダヤ主義デモ・事件
“弱者は正義”病に冒されたメディアと「専門家」に騙されるな!

 

 

 

 

 

 

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「ぼく、のこと、ひみちゅ」
ふたりは別世界の『記憶』と『加護』という不思議な力を頼りに、領地に襲い来る問題への対処法を考えていくが……。
秘密を共有した兄弟コンビは無事に男爵領を救うことができるのか?
頭脳派0歳児の活躍とかわいらしさに目が離せない、本格異世界ファンタジー。

 

 

 

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刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

 

 

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二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ

 

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