今日は、ルネサンス時代のクリスマスのために歌われた曲を集めたアルバムを聴きました。
「ミサ・コンチェプティオ・トゥーア ~待降節のための中世とルネッサンスの音楽」、演奏はマイケル・アラン・アンダーソン指揮シカゴ・スコラ・アンテクァ。
ベルカントとは少し違った発声で、たぶんこの時代こうした音楽がこんな感じで歌われていたのでは、と凄くリアルに感じる演奏です。
カトリックでは、クリスマス(降誕祭)の4つ前の日曜日から、クリスマスを準備する期間に入るのだそうです。この期間をアドベント (待降節)と呼ぶ、とのこと。
「アドベント (Advent) は、キリスト教西方教会においてイエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことである。日本語では待降節(たいこうせつ)、降臨節(こうりんせつ)、または待誕節(たいたんせつ)という。教派によって名称が異なり、主にカトリックや福音主義教会(ルター派)では待降節、聖公会では降臨節と呼ぶ。」(Wikipedia アドベント より)
HMVのサイトのこのアルバムの説明には下記のように記載されていました。
「クリスマス=キリストの降誕を記念する日」だったはずが、いつの間にかケーキを食べて、プレゼントを交換して盛り上がる日になってしまいました。そろそろ本来の意味合いに戻して・・・
そんな、静かな日を過ごしたい方にぴったりのアルバムは、ルネサンス時代の美しい「クリスマスの音楽」を集めたものです。ここに収録されているのは、12月25日のためだけではなく、その前にある4週間の期待溢れる時期である「アドベント」のための音楽です。1200年以上前に歌われたであろう、単旋律のアンティフォナ(2つの合唱隊が交互に歌う形式)で始まり、次はルネサンス期の作曲家ピエール・ド・ラ=リュー[c.1460-1518]の5声部のモテットが歌われます。そして様々な写本から取られた聖母を賛美する歌で締めくくられるという1枚。綿密な研究に支えられた確固たる歌は、時代を超えて聴き手の胸にしみいることでしょう。」(『ミサ・コンチェプティオ・トゥーア~待降節のための中世とルネサンスの音楽』 HMV&BOOKS online より)
クリスマスの一時、時にはこうした音楽で厳粛な気分に浸るのも悪くないかも知れませんね。
こちらからアルバム「ミサ・コンチェプティオ・トゥーア ~待降節のための中世とルネッサンスの音楽」全曲をお聴きになれます。
ミサ・コンチェプティオ・トゥーア ~待降節のための中世とルネッサンスの音楽
ルネサンス時代の美しい「クリスマスの音楽」を集めた1枚。ここに収録されているのは、12月25日のためだけではなく、その前にある4週間の期待溢れる時期である「アドベント」のための音楽です。1200年以上前に歌われたであろう、単旋律のアンティフォナ(2つの合唱隊が交互に歌う形式)で始まり、ルネサンス期の作曲家ピエール・ド・ラ=リューの5声部のモテットが歌われ、様々な写本から取られた聖母を賛美する歌で締めくくられます。
下記30枚組BOXの11枚目が「ミサ・コンチェプティオ・トゥーア ~待降節のための中世とルネッサンスの音楽」です。
中世、ルネサンスからバロック時代の音楽(30CD)
ほぼ9世紀から10世紀にかけて成立したとされる「グレゴリオ聖歌」から17世紀末、バッハやヘンデルが登場する直前までの「西洋音楽の歴史」を辿る魅力的な30枚組ボックスの登場。NAXOS初期の時代から録音されていた各々のアルバムは、全て定評ある奏者たちによる優れた演奏によっており、とりわけ、1990年代にはまだ珍しかった「ルネサンス期の音楽」リリースは、一般リスナーだけでなく、研究者たちにとっても貴重な資料になりました。演奏については、当時使われていた楽器そのままを用いるか、もしくは複製楽器を使用。入念な時代考証が行われています。リュートやビウエラ、ヴィオールなど、現代ではあまり耳にすることのない楽器の音色にもご注目ください。
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画像が公開されました。お兄ちゃん、カッコいい。そして、ザム。とても良い仕上がりになっていますね!! イラストは一作目と同じ、フェルネモさんです。
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ルートルフがようやく1歳に!! 兄弟コンビの領地復興ストーリー第2弾!
貧乏男爵家次男のルートルフは、別世界の『記憶』を持った頭脳派0歳児。やがて困窮する領民の状況を知った彼は、兄のウォルフにだけ自身の正体を明かして、領地救済に乗り出していく。ふたりは黒パンやコロッケなどを次々と発明し、おかげで領地は危機を脱しつつあった。
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