服部百音「カルメン・ファンタジー、ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番」恐ろしく深い何か | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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今日は服部百音さんのデビューアルバム「カルメン・ファンタジー、ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番」

を聴きました。

 

「カルメン・ファンタジー」と言う曲は知らなかったのですが、聴き始めるとなかなか楽しく聴き応えがあります。先ずカルメン前奏曲の派手な音楽から始まり色々な聞き所をヴァイオリン、オーケストラで描き出していきます。作曲のフランツ・ワックスマンは1906年ドイツ生まれのユダヤ人で1930年代にアメリカに渡り映画音楽で活躍した人だそうです。(『サンセット大通り』、『陽のあたる場所』、『裏窓』等名画の名前がずらっと出てきますからかなりの大物ですね。) この「カルメン・ファンタジー」はヤッシャ・ハイフェッツのために作曲された曲なのだとか。

 

服部百音さんの演奏はしなやかで美しい音色。曲の華やかさに似合っていたと思います。

 

この後に続くのが「ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番」

こちらは対照的にかなり難しい顔をした音楽(?笑)

 

緊張感のある音を繋げショスタコーヴィチの世界を描き出していくその能力はとても16歳の女の子とは思えません。

恐ろしく深い何かを覗き込んでいる気分にさせられる音楽空間。

 

この人の演奏会が近くであるとしたら絶対に聴きに行きたいな。

こんな凄い音を生で聴きたい。そんなことを本気で思わせられた録音でした。

 

 

 

 


「服部百音(はっとり もね、1999年9月14日 - )は、日本のヴァイオリニスト。
東京都出身。
5歳でヴァイオリンを始める。ヴァイオリンを鈴木亜久里、辰巳明子、ザハール・ブロンに師事。
8歳でオーケストラと共演し、2009年、10歳の時に、ポーランドで行われたリピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際コンクールで第1位及び特別賞を受賞、史上最年少記録となった。11歳でミラノのヴェルディホールでリサイタルデビュー以降、ロシア、スイス、イタリア、ポルトガル、ドイツなど国内外でオーケストラとの共演やリサイタル活動を行う。2013年、ブルガリアで行われた第9回ヤング・ヴィルトゥオーゾ国際ヴァイオリンコンクールでグランプリ及び特別賞を受賞、同年ロシアで行われたノヴォシビルスク国際ヴァイオリンコンクールにおいて13歳でシニア部門を飛び級で参加し、最年少グランプリを受賞、並びに審査員特別賞、新曲賞を受賞。2015年にはスイスで開催されたボリス・ゴールドシュタイン国際ヴァイオリンコンクールでグランプリを受賞。合計4回のグランプリおよび特別賞を受賞している。同年4月にウラディーミル・アシュケナージ指揮EUユース管弦楽団と、スイス、イタリアで共演。翌年サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で演奏。国内ではリサイタルツアーを行った。2016年10月にCD「ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番、ワックスマン:カルメン幻想曲」を発表し、レコード芸術で特選盤等、高い評価を受けた。2017年まで東京音楽大学付属高等学校の特別特待奨学生として在籍していた。現在は、桐朋学園大学ソリストディプロマコースに在学、およびスイスのザハール・ブロン・アカデミーに在籍している。2017年3月に新日鉄住金音楽賞を受賞した。
使用楽器は、日本ヴァイオリンより貸与されているピエトロ・グァルネリ。」(Wikipedia 服部 百音 (ショスタコーヴィチ) より)

 

「フランツ・ワックスマン(Franz Waxman, 1906年12月24日 - 1967年2月24日)は、ドイツ出身のアメリカ合衆国の作曲家。ユダヤ系。本名はフランツ・ヴァクスマン(Franz Wachsmann)。ヤッシャ・ハイフェッツのために作曲されたヴァイオリンと管弦楽のための《カルメン幻想曲》などの演奏会用作品も手懸けているが、一般には映画音楽の作曲家として有名である。」(Wikipedia フランツ・ワックスマン より)

 

「ドミートリイ・ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77は、1947年から1948年にかけて作曲されたヴァイオリン協奏曲である。曲の長さ・内容・オーケストレーションとも大規模であり、交響曲に匹敵すると言える。ショスタコーヴィチの傑作の1つである。
本作は、ヴァイオリニストのダヴィッド・オイストラフに献呈されている。」(Wikipedia ヴァイオリン協奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ) より)

 

 

カルメン・ファンタジー、ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番

音楽一家に生まれ、カリスマ教師ザハール・ブロンが見出した超天才ヴァイオリニスト=服部百音、待望&驚愕のデビュー盤。ベルリン・ドイツ響を従えた、深遠なショスタコーヴィチ、華麗なワックスマン!!

服部百音(ヴァイオリン)
ベルリン・ドイツ交響楽団
アラン・ブリバエフ(指揮)
録音時期:2016年5月31日~6月2日
録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)