そえだ信「君に、最大公約数のテンプレを」第48話「交渉してみた」 早速商会に申し入れ。 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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そえだ信「君に、最大公約数のテンプレを」、3月28日、「48 交渉してみた」が公開されています。

 

翌朝、子ども達とともに商会へ出向いたハックは商会の店員アムシェルと先日のニールとトッドという店員の諍いについて調べて貰えるよう交渉を開始します。子ども達の労働力を当てにしていたアムシェルは好意的な対応を約束しましたが、ニールの日当が他の荷物運びの子達と同額、と言う事は知らなかったらしく狼狽した様子です。

 

「それにしても、あのニールの日当についての反応は――」

「少なくとも、アムシェルさんは知らなかったようだね。そもそもこんな給与体系、まともな店であり得るわけがない。そのトッドという人の独断、へたすると差額を着服しているということもあるかもしれない」

 

年長者が働いている間小屋に残っている幼い子達の安全に不安を感じたハックは、以前空き地を監視している様子だった近所の住人のことを思い出します。

 

「近所の家に、挨拶しておこう。つき合ってくれるか」

「あ、ああ。いいが」

 

空き地に孤児達が住み着く事に不審を感じていた近所の住人達も領主が黙認すると言うことになれば文句はありません。時間はかかるかも知れませんがきちんと挨拶をして普通の交流が始まればむしろ強い味方になってくれるかも。

 

それから、ハックはサスキアとニールを伴ってノウサギ狩りに向かいました。

 

 

 

 

 

 

「地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険」が「掃除機探偵の推理と冒険」と改題されて文庫化されます。5月24日発売予定。

アマゾン、楽天他各ネット書店でも予約受付中になっています。

 

掃除機探偵の推理と冒険 (ハヤカワ文庫JA)

刑事の鈴木は、目覚めるとロボット掃除機になっていた! しかも眼前には男の死体が……。『地べたを旅立つ』改題。解説/辻真先

 

 

表紙のデザインなどはまだ未定のようですが、どんな感じになるか楽しみですね。

解説者は、辻真先さん。解説を読むのも楽しみです。

 

 

地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険

鈴木勢太、性別男、33歳。未婚だが小学5年生の子持ち。北海道札幌方面西方警察署刑事課勤務…のはずが、暴走車に撥ねられ、次に気づいたときには…「スマートスピーカー機能付きロボット掃除機」になっていた!しかもすぐ隣の部屋には何故か中年男性の死体が。どんなに信じられない状況でも、勢太にはあきらめられない理由があった。亡き姉の忘れ形見として引き取った姪・朱麗のことだ。朱麗の義父だった賀治野は、姉と朱麗に暴力を働き接近禁止命令が出ていたが、勢太がそばを離れたとわかったら朱麗を取り戻しにやってくる。勢太の目覚めた札幌から朱麗のいる小樽まで約30キロ。掃除機の機能を駆使した勢太の大いなる旅が始まる。だが、行く手にたちはだかる壁、ドア、段差!自転車、子ども、老人!そして見つけた死体と、賀治野と、姉の死の謎!次々に襲い掛かる難問を解決して小樽に辿り着き、勢太は朱麗を守ることができるのか?第10回アガサ・クリスティー賞、大賞受賞作。

 

 

 

 

そえだ信、いよいよ国際的作家に?(笑)

 

タイの次は・・・