フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1950年1月18,19日録音
私がベートーヴェンの第7番を初めて聴いたのは、フルトヴェングラー指揮ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏したレコードでした。ウラニアのエロイカでフルトヴェングラーを知った後です。1942年のザ・グレートとどちらが先だったか若干記憶が曖昧です。東芝EMIから出ていた1950年のスタジオ録音盤でした。
考えてみると第7番を初めて聴いたのは意外と遅かったんだなと自分で驚いたりしています(笑) ベートーヴェンの交響曲の中で今でも聴く機会がかなり多い曲ですしとても好きな曲なのでもっと早く聴いていたような気がしていたのですが、じっくり考えてみるとこうなります。と言う事はベートーヴェンの交響曲の中では一番最後に聴いた曲、と言う事になりそうです。
とても素晴らしい曲ですし、演奏も強烈な印象でした。(この頃は何はともあれフルトヴェングラー、と言うところもありましたが(笑))
勢い余って(笑) このレコードを買ってからあまり間を置かず同じ指揮者のもう一つの第7番も購入してしまいました。それがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏による1943年ライヴ録音盤です。
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
録音:1943年10月31日、ベルリン(ライヴ)
この頃はウラニアのエロイカや1942年のザ・グレートを聴いた後でしたから音質は気になりませんでした。というより戦時中の録音にしては鮮明なのに驚いたくらいです。そしてこの録音の激しさと訴える力の強さに圧倒されました。特に第2楽章。ずんずんと胸に訴えかけてくるこの情感の凄さ。打ちのめされました。1950年盤の均整のとれた演奏も立派です。しかしライヴ録音の熱気は他に変えられ無い物があります。特にフルトヴェングラーの1940年代のライヴはちょっと神がかっている・・・。
最近は色々な演奏者の第7番を聴きますし、素晴らしいと思う演奏もたくさんあります。しかしあの頃は(特にこの曲に関しては)何が何でもフルトヴェングラー、という感じでした。(たぶん今でもこの2つの録音が私の第7番のベストワンの候補であることに変わりはありません。候補がもっと増えてはいると思いますが。)
これもまた、聴く度に青春時代を思い出す音源に違いありません。
忘れられない演奏です。
フルトヴェングラーのベートーヴェンに対する思いが伝わる名盤であり遺産! このBOXでの音源は、2010-2011年にアビー・ロード・スタジオのエンジニアにより、オリジナル・ソース(78回転レコードのメタル・マスターまたはアナログ・テープ)の選定から行われ、96kHz/24bitにてリマスターされたものです。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による1943年ライヴ録音盤。ベートーヴェン「交響曲第7番」を収録。
第10回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作
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