ショパン/ピアノ協奏曲第2番 ハスキルとマルケヴィッチが織り上げていく音楽は、限りなく美しい | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

いつもはあまりショパンの曲を聴く事はないのですが、今日は何聴こうかなと思った時このアルバムのジャケットが眼に入りました。

 

ショパン ピアノ協奏曲第2番 クララ・ハスキル(P) イーゴリー・マルケヴィッチ指揮コンセール・ラムルー管弦楽団

 

最近暫く聴いていないな。どんな演奏だったっけ。

 

聴き始めて、ああ、と思いました。

 

マルケヴィッチの引き締まった音楽作り。オーケストラは緩み無く見事な響きを作っていきます。

 

そしてその上で、クララ・ハスキルの自在なピアノ。

 

優しく柔らかく、それでいて粒の揃った音がさらさらと流れて行くのです。

 

たゆとうように、と言う言葉が頭をよぎりました。

 

 

ショパンらしいあふれるような詩情。

 

それでいて時にはショパンとは思えない厳しい響き。

 

ハスキルとマルケヴィッチが織り上げていく音楽は、限りなく美しく心を揺らしていきます。

 

 

 

 

 

 

ショパン:ピアノ協奏曲第2番 / ファリャ:スペインの庭の夜

ハスキルが亡くなる2ヵ月前の録音ながら、ショパンでの豊かな詩情は、即興の名人だった彼の演奏を色濃く表現することに成功している。一方、ファリャも情熱的で華やかな演奏で、マルケヴィッチの素晴らしい指揮も光る。(CDジャーナル データベースより)