「鳥の歌」 ナターシャ・グジーとハブロ・カザルス 痛切に心に響く願いと祈りの音楽 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

今日はちょっと暑くてなんだか頭がぼんやりする感じです。

 

何か音楽でも、と思いYoutubeをあちこちふらついているうちに、聞こえてきたのがナターシャ・グジーの「鳥の歌」でした。

 

別に真剣に聴いていたわけでも無いのに・・・
動画を真剣に見ていたわけでも無いのに・・・

 

何故か目頭が熱くなってきたのに気付きました。

 

何だろう、これは・・・

 

「私の生まれ故郷カタルーニャの鳥は peace、peace と鳴くのです」1971年の国連でのスピーチの最期にカザルスはこう語りました。

 

この差して長いとは言えない曲に込められたものは、どんな大曲にも負けないの重みを持っていると思います。何よりも強く、痛切に心に響く願いと祈りの音楽です。
 

何よりも自然にそこにあったはずの平和。人間は何時それに気付くことが出来るのでしょうか。

 

 

1961年11月13日 ホワイトハウスでの演奏です。