イリーナ・メジューエワの「ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ 」と言う本を書棚から引っ張り出してみました。
これは暫く前にピアノ曲のことをもっとしっかりと知りたいなと思い購入した本です。
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ショパン、リスト、ムソルグスキー、ドビュッシー・ラヴェルの9つの章(10人の作曲家)からなり、代表的な曲が詳しく解説されています。
なかなか面白い本です。、研究者や評論家とはひと味違った現役のピアニストならではの感想や解説はなかなか興味深い物があります。それからそれぞれの曲の解説の終わりにある彼女のお勧めの演奏も貴重。(読んだ時はこれを順番に聴いていこうと思ったのですが、まだ実行していません。あまり知らない演奏家の名前も時々あるので興味を持っています。絶対に全部聴いてみたいな、と。)
この本をまたちらちらと読み直しているうちに彼女の演奏も聴きたくなりました。ちょうどベートーヴェンの章を読んでいましたので、Youtubeからベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ 第32番」を。
そう言えば、以前中村紘子さんの「ピアニストという蛮族がいる」(これもとても面白い本です!)と言う本を読んで以来ピアニスト=蛮族と言う変なイメージが頭から離れなくなっているのですが(笑)
メジューエワさんは蛮族?(笑)
『イリーナ・メジューエワ(Irina Mejoueva、ロシア語: Ирина Межуева、1975年 - )はロシア(出生時はソビエト連邦)生まれのピアニスト。
京都市立芸術大学音楽学部専任講師を務める。
旧ソ連ゴーリキー(現在のニジニ・ノヴゴロド)の出身。5歳からピアノを始め、グネーシン音楽学校でヴラディミール・トロップに師事。1992年にロッテルダムで開催されたエドゥアルト・フリプセ国際ピアノ・コンクールで優勝。
以後、ヨーロッパ諸国で演奏活動を行うも、1997年に日本コロムビアの当時の自身の録音担当プロデューサーと結婚してから日本の京都を本拠とし、アジア各国で精力的に演奏活動を繰り広げている。日本コロムビア、若林工房から作品を多数リリース。また2019年4月、新レーベル'BIJIN CLASSICAL'からも作品が発売される。ロックから20世紀音楽までの広いレパートリーを持つが、ロシアの作曲家、ニコライ・メトネルをレパートリーの中心としてよく取り上げている。(イリーナ・メジューエワ - Wikipedia より)』
世界最高峰、ロシアピアニズムの伝統を引き継ぐ現役女性ピアニストが、代表的なピアノの名曲を平易に解説。プロにしかわからないユニークな視点が満載、この本を読めば音楽鑑賞の楽しみが倍増すること間違いなし。アマチュアピアニストへのヒントも一杯。全てのクラシック、ピアノ音楽ファンにお勧めです!(Amazon 商品の説明 より)
ピアノ・ソナタ第30番、第31番、第32番 イリーナ・メジューエワ(京都リサイタル2017)
恒例となったメジューエワの京都リサイタル・ライヴ録音シリーズ。2017年は日本コンサートデビュー20周年を記念したオール・ベートーヴェン・プログラム。楽聖最後のピアノ・ソナタ三曲を確信に満ちた解釈で聞かせます。徹底的に細部まで明瞭な音とリズム。均整のとれた構成感と巨大なスケール感に、即興性や思い切りの良さが加わった、メジューエワの近年の一層の成熟ぶりを伝える一枚です。余白にはアンコールとして演奏されたバッハのプレリュードを収録。1967年製ニューヨーク・スタインウェイの輝かしく格調高いサウンドも魅力です。(Amazon 商品の説明 より)