全米オープン、大坂なおみ選手が日本人として初めての優勝 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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テニスの全米オープンで大坂なおみ選手が日本人として初めての優勝を果たしました。

この試合、セレナ・ウイリアムズに対するペナルティなど主審とのトラブルもあってちょっと後味が悪い終わり方になり、セレナファンの多い観衆からのブーイングが表彰セレモニーになっても収まらなかったようです。

そんな中で始まったインタビュー。大坂選手はインタビュアーの質問に対し「ちょっと質問と違うことを話しますね」と話し始めました。

「みんなセレナを応援していたことを知っています。こんな終わり方ですみません。試合を観てくださってありがとうございます。本当にありがとう。」



インターネットでこんな内容の記事を読んで、胸が熱くなりました。すごいな、この人は。

最初は、ここで「すみません」と言うのは日本人らしい気遣い、表現だ、なんて書くつもりでした。
しかし、それは少し違うのかな、とも思います。

これはやはり大坂選手の人間性が言わせた言葉なのでしょう。

優しさ、気遣い、それから純粋さ・・・

なんだか自分の語彙の少なさが悲しい気がします。




ともかく。

大坂選手、おめでとう。


そして、ありがとう。





大坂選手は札幌市に住民票があるのだとか。それから彼女のお祖父さん大坂鉄夫さんは根室漁協の組合長。彼女は生まれは大阪、育ったのはニューヨークですが、北海道人と言っても過言では無いでしょう。(ちょっと強引ですが(笑))
「今もまだ、災害の影響からテニスどころではない人が多いので遠慮はあります」と言う鉄夫さんの談話を新聞で見ましたが、彼女の活躍は地震の被害に遭った北海道民にとっても、とても大きな励ましになるだろうと思います。

そう言えば去年まで日本ハムだった大谷君も活躍しているし、駒大苫小牧出身のヤンキース田中投手も5年連続の2桁勝利。アメリカで闘っている彼らに負けないように私たちも頑張らなければいけませんね。


直接大きな被害や犠牲者を出した方々にあまり無責任に軽い言葉をかけることはできませんが・・・

 

なんとか、なんとか頑張りましょう。