戦後60年終戦記念日に・・今、情勢を議論すべき問題 | クリスタルのトイプードル、ヨークシャーテリア、マルチーズちゃんブログ

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イラクと北朝鮮でこれほどまでに社会の反応が違うのはなぜか。これは、イラクは遠いので兵器を発射さ

れても怖くない、それに対して北朝鮮は近い、といった現実的な判断があるから、というだけの問題では

ないだろう。核心的な問題は、おそらく、北朝鮮に対する「憎しみ」だろう。それは、理性の反映ではな

くて、感情の反映であろう。拉致問題をきっかけにあふれ出た日本社会の北朝鮮に対する憎しみの意識

が、ほんらい可能なはずの理性的な議論を停止させている。

  そして、その憎しみは、日本と朝鮮半島が戦争の和解を達成できていない状態の表出なのではない

か。もちろん、拉致問題そのものに対する強い国民的な怒りがあることはまちがいない。しかし、それが

ここまで根深い憎しみへと発展している背景には、戦争の加害者が戦争の被害者に対して抱く憎しみの感

情があると言うべきではないか。拉致問題の衝撃をきっかけにして、日本社会のなかに鬱積していた感情

が、堰を切ったように激しい北朝鮮への罵声として、あるいは現実の暴力として、噴出しているとみるべ

きではないだろうか

戦後60年終戦記念日に実際に攻撃するかしないかという問題以前にまず事実確認だけしておきましょ

う。日本全土を射程範囲におさめる弾道ミサイルのノドンをすでに100基以上配備していること。実際

にノドンを日本の上空を飛び越えて発射したこと。生物化学兵器を作ることができる工場を持っているこ

と。サリンなどの化学兵器を作るのに必要な原料を大量に密輸入していること。IAEAを脱退したこ

と。核再処理施設の封印を撤去しいつでも再稼動できる状態にあること。日本及びアメリカに対しテレビ

放送や新聞などで盛んに挑発していること。などなど事実だけを挙げてもこんなにあります。これらの事

実は日本にとって脅威と言えないですか?実際に攻撃するかどうかは日本が決めることではありませんの

でわかりません。しかし「攻撃する」と決めた場合は即行動に移せる状況です。攻撃するのに理由なんて

いりませんよ。「攻撃しない」より「攻撃した」ほうが自国にとって都合がよい、と判断されれば今すぐ

にでも攻撃するでしょう。理由なんてあとからいくらでもこじつければいいのですから。戦後補償につい

ては、朝鮮半島分についてはすでに韓国に支払済みです。北朝鮮が日本に補償を求めるのは筋違いです。

また、日本統治時代のものは日本側の置いていった財産の方がはるかに多いので国際法により一円も請求

することはできません。日本がもらいたいぐらいのものです。もっとも北朝鮮もそれについては求めてい

ませんが。それでも平壌宣言においては国交正常化した際には、日本が北朝鮮に1兆円の経済援助をする

約束をしてきましたね。日本っていう国はつくづくお人好しな国ですね。

確かに北朝鮮が日本「だけ」を攻撃する可能性は極めて小さいと考えられます。しかし、北は経済的に疲

弊し、体制崩壊の可能性もあります。このような現状では、体制の内部崩壊による軍部の暴走、又は生残

りの資源を求めて南進するという事態が生起する可能性は否定できません。北朝鮮が日本を攻撃するとす

れば、最も可能性が高いのは対米戦の一環としての対日攻撃です。

北朝鮮軍が南進すれば、米韓安全保障条約に基いて韓国に駐留している米軍の間で戦闘が生起します。朝

鮮半島で戦争が起れば、在日米軍基地は米軍の作戦拠点になります。軍事の常識として、北朝鮮は必ず在

日米軍基地を攻撃します。直接攻撃はもちろん、在日米軍基地の機能を低下させるためにインフラや周辺

地域に対する攻撃もあり得るでしょう。

ブッシュ政権誕生以来初めての大統領特使となったケリーは、北朝鮮は濃縮ウランによる核開発を進めて

いる、枠組み合意の違反だと、北朝鮮を激しく非難した。怒った北朝鮮側は、「われわれは現時点で核兵

器を持っていないが、自らを守るために今後核兵器はもちろん、それ以上のものも保有する権利がある」

と反論した。ケリーは帰国後十日も過ぎてから、この反論をとらえて「北朝鮮は核開発を是認した」と発

表した。核開発を是認した―是認していない、証拠を示した―示していないと、米朝の主張はくいちが

い、われわれにはどちらが本当か真相は知り得ないが、アメリカ側の主張だけが広がった。そして、ブッ

シュ政権は黒鉛減速炉凍結の代替エネルギーである重油の提供も中止し、枠組み合意でアメリカ側が履行

しているものは一つもなくなった。北朝鮮はこれに対抗し、不足している電力供給のため、IAEA脱退

を宣言して黒鉛減速炉発電所を再稼働した。脱退は加盟国の権利だが、IAEAは北朝鮮を非難し、この

問題を国連安保理に付託した。小泉政権や日本のマスコミは、北朝鮮が核兵器を開発し日本を攻撃しよう

としているかのように喧伝し、「北朝鮮の脅威」をあおっているが、二〇〇〇年からの流れを見ると、朝

鮮半島の緊張を激化させたのはブッシュ政権だ。日本人拉致に衝撃を受けた国民が、北朝鮮脅威論を肯定

したくなる心情は理解できるが、北朝鮮脅威論の行き着く先は第二の朝鮮戦争となりかねないことを知る

必要がある。第二の朝鮮戦争となれば、おびただしい犠牲者を生む。中国情勢もおかしくなってくる。
 
今、韓国の盧武鉉大統領も民衆も、「韓米関係が疎遠になってもアメリカの北朝鮮侵攻に反対する」と、

アメリカの対北朝鮮政策に抵抗している。最近になって核を保有している北朝鮮が発表したが、事実はま

だ分からない、核実験でもすれば別だか、例のハッタリかも、日韓両国が力をあわせれば、第二の朝鮮戦

争を阻止できる。日本の安全、朝鮮半島の平和のために、日本がとるべき道は、韓国の政府や民衆と力を

あわせて、ブッシュ政権に米朝不可侵条約を求めることだ、侵攻しなくても、どちみち北朝鮮の内部から

崩壊すべき体制である。腹をかためて日朝国交正常化を実現することだ。それなしには、拉致問題も解決

せず、拉致被害者の親子、夫婦の分断を固定化し、悲劇の上に新たな悲劇を重ねることになる。

予告・・次回からは、難しい話はしばらく無しとしてスーちゃんとフィンクスちゃんの話で和んで頂きま

す。(笑)