まだまだ感染拡大が収まりませんね。
大流行している病は三年間猛威を振るうことが多いので
「疫病三年」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。
今回のコロナも2023年までにはなんとか落ち着いてほしいと願うばかりです。
ここ数年の生活様式の変化は、
子供達の健康に嬉しくない影響を与え始めています。
その中でも最近気になる症状が
「起立性調節障害」です。
先日こんな記事を見つけました。
都内でもこの症状を専門に扱う病院、
初診ストップ状況になっていると聞きました。
なので、わたしの肌感覚だけでなく、
実際にこうした症状を訴えるお子さんが増えているのだと思います。
起立性調節障害とは
起立性調節障害は自律神経がうまく働かないことで起こる症状です。
天候や気分によっても左右されたりします。
朝起きられない、立ちくらみ、昼過ぎから元気になるといった症状がでることが多いです。
起立性調節障害、
実は不登校の原因の第一位に位置づけられているのです。
詳しい症状について
有明こどもクリニックさんのサイトより引用させて頂きます。
【起立性調節障害の身体症状】
① 立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい
② 立っていると気持ちが悪くなる、酷くなると倒れる
③ 入浴時あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる
④ 少し動くと動悸あるいは息切れがする
⑤ 朝なかなか起きられず午前中調子が悪い
⑥ 顔色が青白い
⑦ 食欲不振
⑧ 腹痛をときどき訴える
⑨ 倦怠あるいは疲れやすい
⑩ 頭痛
⑪ 乗り物に酔いやすい
【心身症としての起立性調節障害(OD)チェックリスト】
① 学校を休むと症状が軽減する
② 身体症状が再発・再燃を繰り返す
③ 気にかかっていることを言われたりすると症状が増悪する
④ 一日のうちでも身体症状の程度が変化する
⑤ 身体的訴えが2つ以上にわたる
⑥ 日によって身体症状が次から次へと変化する
以上のうち4項目がときどき(週1~2回)以上みられる場合、
心理社会的関与ありと判定し、「心身症としてのOD」と診断します。
もしお子様に気になる症状が多くあるようでしたら、
一度お近くの医療機関にご相談されてみてはいかがでしょう。
学校やその他周囲の理解を得るために、
ご家族やご本人が今からだで起きていることを知るためにも、
病院での診断は有効だと思います。
自宅でできる対処法
診断がついてもつかなくても
その辛い症状・・・
少しでも
軽くしたいですよね
そのためには自律神経のケアが大事。
誰でもできて超簡単な自律神経訓練法をご紹介します。
起床時
横になったまま「全力手のひらぐーぱー」を10回
↓
両足首をパタパタ10回
↓
両膝の曲げ伸ばしを5回
↓
ゆっくりした動作で起床
朝はなるべくたくさん日の光をあびよう。
窓をあけて外の空気を吸おう。
日中の過ごし方
・なるべく横にならない←これも訓練になります
・椅子から立ち上がるときは事前に足首ぱたぱた運動をする
温冷浴
・入浴時だととってもやりやすいです。
45度位の熱めのお湯と冷水を用意して温冷交代浴で訓練です!
手のひらを
お湯に10秒
↓↑
冷水に10秒
これを3回繰り返します
今回ご紹介した内容は、
起立性調節障害限定の手法ではありません。
乱れた自律神経バランスを回復する手助けになるので、
夏休み後半から新学期に備えて朝起きる訓練としてやってみてはいかがでしょう。
それでは今日はこのへんで。
本日もブログをお読み頂きありがとうございました。
それではまた
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加藤庸子
株式会社Be麗 代表取締役
治療室クリスタ院長、クリニカルボディセラピー協会会長。
中医学博士、鍼灸師、中医薬膳研究家、カイロプラクター、幼稚園教諭、保育士
2003年 東京日本橋に治療室クリスタを開院。
2008年にはブラジル での鍼灸普及活動が認められ、
同国政府よりコメンダドール(伯爵)の称号を授与された。
関西学院大学卒。NPO法人Si`s理事.
日本小児はり学会会員、日本病巣疾患研究会会員、日本発達障害学会会員