■「え、まだ読めないの?」焦った瞬間

朝の準備中、「もう7時だよ、急いで」と声をかけても、6歳・年長の息子はキョトンとした顔で時計を見上げるだけでした。

針がどの数字を指しているのか、それが「あと何分」を意味するのか、まったくピンときていない様子だったんです。

保育園のお迎えのとき、同じクラスの子が「あと5分で6時だね」と時計を見て言っているのを聞いて、正直かなり焦りました。

「うちの子、大丈夫かな」って。

■ 時計が読めなくても年長なら心配いらない理由

調べてみると、時計の理解は思ったよりゆっくり育つ力だと分かりました。

時間の概念(過去・現在・未来や「長さ」の感覚)を脳が処理できるようになるのは、早くても5歳前後からと言われています。

特にアナログ時計は「長い針と短い針が別の単位を表す」という抽象的なルールを理解する必要があり、数字が読めることとはまた別の脳の働きが必要になります。

小学校の算数でも時計の読み方は1〜2年生でじっくり習う単元で、年長のうちに完璧に読める必要はまったくありません。

それを知ってから、僕は「教え込む」のをやめて「時計に興味を持たせる」ことに切り替えました。

■ 僕が変えた時計の声かけ3つ

1.「何時?」ではなく「長い針、どこ向いてる?」と聞く

いきなり「今何時?」と聞いても、息子には情報が多すぎて答えられませんでした。

まずは長い針の位置だけに注目させる質問に変えたんです。

「長い針、上向いてる?下向いてる?」くらいの簡単な質問から始めると、答えられる回数が増えて本人も楽しそうでした。

2. 生活の節目を「時計の絵」で結びつける

「7時になったら着替える」「6時になったらご飯」など、生活の区切りを言葉だけでなく、その時刻の時計の絵を紙に描いて壁に貼りました。

文字盤の形をパターンとして覚えることで、数字の意味が分からなくても「この形になったら着替えの時間」と体感的に理解できるようになっていきました。

3. できたことは「時計の言葉」で褒める

「早くできたね」ではなく、「長い針が3のところで着替え終わったね、すごい」というように、時計の言葉を使って褒めるようにしました。

褒める言葉の中に時計の要素を入れると、本人も時計を意識する回数が自然に増えていくのを感じました。

■ 時計への興味を後押ししてくれたアイテム

息子が特に食いついたのは、実際に針を動かして遊べるタイプの知育時計でした。

見て終わりのポスターよりも、自分の手で針を動かせるほうが「長い針を動かすとどう変わるか」を体感できるようで、遊びながら自然と時計に親しんでいました。

■ よくある質問

Q. 年長で時計がまったく読めなくても大丈夫?

A. 前述の通り、時計の読み方は小学校低学年でじっくり習う内容です。年長のうちは「時計に親しむ」段階で十分だと僕は考えています。

Q. 何歳までに時計が読めるようになればいい?

A. 目安は7歳前後(小学校低学年)です。

それより早く完璧に読める必要はなく、焦って教え込むよりも興味を持たせることを優先したほうが、結果的に定着しやすいと感じています。

Q. 時計に全く興味を示さない場合はどうすればいい?

A. いきなり時計そのものに向き合わせるのではなく、「あと3回滑り台をしたら帰ろうね」のように、まず「時間の長さ」を体感する声かけから始めるのがおすすめです。

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■ まとめ

「まだ時計も読めないの」と焦っていた僕ですが、脳の発達を知ってからは、教え込むのをやめて興味を持たせる声かけに変えました。

時計が読めるかどうかより、時計に親しんで「時間って面白い」と思えることの方が、この時期は大切なんだと感じています。

同じように焦っているパパ・ママがいたら、今日から「何時?」ではなく「長い針どこ向いてる?」から始めてみてください。