朝、保育園に行く準備をしているとき。

「着替えて」と声をかけただけで、娘が「イヤ!」と叫んで逃げ回る。

そんな朝を、僕は数えきれないほど経験してきました。

床に転がって靴下を投げつけられたこともあります。

時計を見ながら「もう出ないと遅刻する」と焦る自分と、頑として動かない3歳の娘。

正直、何度も声を荒げそうになりました。

でも、脳科学を学んでから、朝の着替えバトルがかなり減りました。

今日は、その変化のきっかけになった声かけを3つ紹介します。

■なぜ子どもは着替えを嫌がるのか

3歳前後の子どもは、感情をコントロールする前頭前野がまだ発達の途中です。

「今やっていること」から「次のこと」へ気持ちを切り替えるのが、大人が思うよりずっと難しいのです。

さらに、着替えは「今の楽しい遊びを中断される」「自分でやりたいのにうまくできない」というフラストレーションが重なりやすい場面でもあります。

つまり、着替えを嫌がるのは反抗ではなく、脳の発達段階として自然な反応だと知っておくだけで、僕自身の受け止め方がかなり楽になりました。

■僕が変えた着替えの声かけ3つ

①「選ぶ」を必ず入れる

「着替えて」ではなく、「青の服と黄色の服、どっちにする?」と聞くようにしました。

子どもは「自分で決めた」という感覚があるだけで、驚くほど行動が変わります。

②見通しを先に伝える

いきなり「着替えて」と言うのではなく、「あと2つ遊んだら着替えるよ」と事前に伝えるようにしています。

前頭前野が未発達な子どもにとって、心の準備をする時間はとても大切です。

③できた瞬間を一緒に喜ぶ

着替え終わった瞬間に「自分で袖通せたね」「かっこいいね」と、結果ではなく過程を具体的に褒める言葉をかけています。

この「できた」の積み重ねが、次の日の着替えへのハードルを少しずつ下げてくれます。

■6歳の息子と3歳の娘、声かけの違い

同じ「着替えを嫌がる」でも、年長の息子と年少の娘では効く声かけが違うと感じています。

3歳の娘には、上で紹介したような「選ぶ」「見通しを伝える」がよく効きます。

一方、6歳の息子は自分でできることが増えている分、「手伝おうか?」と先回りされることを嫌がる時期に入っています。

息子には「困ったら教えてね」と見守る姿勢を先に伝えるほうが、着替えがスムーズに進むことが多いです。

■よくある質問

Q. 着替えない子供にはどう声をかけたらいいですか?

A. 「着替えて」と命令形で伝えるより、「どっちの服にする?」のように選択肢を与える聞き方に変えると、動き出しやすくなります。

Q. 3歳児が着替えを嫌がるのはなぜですか?

A. 感情や行動をコントロールする脳の部分がまだ発達の途中だからです。反抗しているわけではなく、気持ちの切り替えに時間がかかっているだけ、と捉えると親の気持ちも楽になります。

余談ですが、着脱しやすいパジャマに変えただけで、朝の着替えのハードルが少し下がったと感じたこともありました。

■まとめ

朝の着替えバトルは、正直まだ完全になくなったわけではありません。

それでも「選ぶ」「見通しを伝える」「過程を褒める」の3つを意識するようになってから、僕自身が着替えの時間にイライラすることは確実に減りました。

同じように朝の着替えで悩んでいる方の、少しでもヒントになればうれしいです。