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今年の1月の終わり頃に、【深夜記事】として、以下、2本の記事を公開しました。

1/22 「稲川淳二の会談ナイト」の巻
1/24 「つのだじろう恐怖カーニバル」の巻

本当は、この【深夜記事】。

もう 1本紹介する予定でいましたが、諸事情の為に取りやめましたんですね。
でも、もういいだろうと思い直し、若干、書き直した上で公開します。

ということで、3本目は「新耳袋」(メディアファクトリー刊) の著者の一人、怪奇蒐集家・中山市朗さんの怪談ライブ「中山市朗 怪談ナイト」のレポートを紹介します。

これを書いたの……何時だったのかなぁ???
ちょっと記憶がなぁ。
確か、稲川さんのライブに行った2005年から数年経った頃だと思います。

では、どうぞ!

 

 

* * * * * * * * * * * * * * *

 

 

8月2日(日)。
場所は、隣の市にあるプラネタリウム!
ここで、「新耳袋」の著者のお一人、中山市朗氏の怪談ライブが行われる。
お互い貧乏な私とてんちんは、このライブが 2,000円(前売券価格)ということもあり、急遽、参加することにした。
思えば、2005 (平成17) 年10月1日、「稲川淳二MYSTERY NIGHT TOUR 2005 稲川淳二の怪談ナイト」 以来のライブである!

 

さて、ここでこのライブの面白いところは、会場がプラネタリウムだということ!

私とてんちんは、


「なぜ プラネタリウムで行うのか?」


という期待を胸に、前売券を購入したのだった!!!
さ、如何に!!


当日、18:30開場ということもあり、我々は18:00に 1階ロビーに集合することになった。
この日、私は、釣具屋に行く用事があったので、少し早めに家を出たのだが……始めていく場所だけに、地図を片手に彷徨っていたら釣具屋を通り越してしまった。
早速、怪異現象か!?と、思わず自分の方向音痴をそのせいにしてしまいたくなったが、とりあえず、プラネタリウムに到着してしまった。

時間は17:30……釣具屋に行こうかと思ったが、暑い中バイクを走らせるのは正直嬉しくない!
しかもロビーは冷房が効いている。
私は、暇を覚悟で てんちんを待つことにした。

そして、間もなく18:00というところで、一組のカップルが入って来た。
私は椅子に腰をかけて、釣り雑誌を読んでいたのだが、そのカップルに目を奪われてしまった!!!
女性……に少し違和感を感じたのだ!
肩まで伸びた黒髪、スレンダーで、少し影のある感じなのだが……顎周辺が少し青い。


「え!?男???」


と思わず声に出そうになった私だが、グッと飲み込んで観察を開始!
女 (?) が座った……思いっきり内股だ。
しかも、髪を掻き揚げる仕草は、まさしく女のそれだ。
いや、そいつは女の筈……いや、女だろ?……女だよね?????
ちなみに相手の男だが……メガネをかけた少し小太りのオタクっぽい感じ。
まぁ、お似合いのカップルだと思えたのだが……。
二人は仲良く話をしている。
私は声を聞いてみようと、もうひとつ近くの椅子に座った、が、何故だ!
なぜ君は、蚊の鳴く様な声なんだ!!!
短気な私はイライラしはじめた。
と、ここで、てんちんからメールが入った。


「スマン、少し遅れそう……」


もう遅れてるよっ!
いや、いつものことだからそれは構わないが、今回は少し早めに来てくれ!
そして、私の目の前で起きている超常現象を一緒に解明してくれ!
私は、てんちんにメールを返した。
そして、顔を上げると……女 (?) がいない!
と、次の瞬間、私の目はある一点に奪われた!!!
なんと、私が座っていた椅子の真ん前はトイレだったのだが……そう、トイレから女 (?) が出て来たのだ!
残念ながら、男女、どちらのトイレから出てきたのかは確認できなかった。
しかし、女は右腕で、自分の腋の下辺りを触った!
それは、ブラジャーを直す様な仕草ではないか!?

 

やっぱり、女……だよね???
 

もう私の頭は理解不可能!!!
私に、もう一握りの勇気があれば……「君は男ですか?女ですか?」と、訊けたのに!!!
臆病な私を笑って欲しい……。

 

さて、そんなことを思いながら、改めて周囲を見てみると、結構人が集まり出してきた。
今回は自由席だ。
早い者勝ちだ!
でも、まぁ、怪談を聞くんだし……リスニングポジションもそんなに気にすることもないし、座れるし……と思っていると、てんちんが登場!
18:15の事でした!
私は、てんちんと挨拶を交わすや否や、直ぐに本題に入った!!!


「(小声で)俺らの斜め前に座っているヤツは男か?女か?」


てんちんは何気にその女 (?) を見た。


「男やろ!」


と即答した。
……そらぁ、違和感あるよね。
しかし、あのブラジャーを直す様な仕草は一体……。


「ちょっと、飲み物買おうや!」


てんちんがそう言ったので、我々は一旦、外に出た。
そして近くの自販機で購入したあと、再びロビーに戻り、そのままエレベーターで会場となるプラネタリウムにむかった。

エレベーターから出ると、少しだが列が出来ている。
その側には、Tシャツや湯呑、清めの塩などが売られていた。
中山市朗氏は稲川淳二氏の様なタレントではない。
まぁ、キャラクターグッズも無いだろうから、控えめな売店であった。
と、てんちんが思いもかけないことを口走った!!!


「やっぱり、女か???」


なんと、我々より数列前に、さっきの男とも女とも判断できない女 (?) が並んでいる。
さっき即答で「男」と言い切ったのに……てんちんの頭も理解不能になったようだ!
恐るべし存在である!

さて、開場とあいなった。
我々は、そこそこ良い場所を確保することが出来た。
ちなみに斜め後ろの方にさっきの女 (?) がいる……くどい様だが女にも見えるし、男にも見える!
まぁ、帰りにもっと接近してその正体を探ろう!と、なり我々は席に着き、とりあえず舞台に目をやった。
が、プラネタリウムである……セットは無い!
ただ、小さな舞台っぽい場所には椅子が四つ並んでいる。
ひとつは中山氏、ひとりはチラシにもあるようにアシスタント……。
では、ゲストがニ人いるのか!?
だ、誰なんだ!!!!!
我々は期待に胸を膨らませた。
そして、いよいよ19:00……そう、開演である!


開演だ!
いよいよ、中山市朗氏の登場だ。
今宵、彼は「新耳袋」にあるような不可思議なエピソードを語ってくれるに違いない!!!
手に汗がジワッと滲んだ!
そして!!!

 

登場したのは……浴衣を着た娘が三人!?……唖然!
 

え……三人???
アシスタントとゲスト……ええっ????
嘘っ!
いや、その前に、


「あなた、一体、誰っ???」(某中古車センターのCM風に!=関西限定です!)


はい、その三人さん。
まずは、今回の司会進行役の伊○綾美さん。
で、アシスタント(?)の名○恵里奈さんと小○美稀さん、だ、そうです。
便宜上、このサイトでは「中山少女隊」としておきます。
さて、「中山少女隊」の皆さんが所定の位置に着きました。
むかって左から伊○綾美さん、ひとつ席を飛ばして、名○恵里奈さん、そして小○美稀さん。
不安です……いやな予感がかなり満載です!
で、伊○さんが口を開きました!
もう、誰が聞いても緊張しまくりのご様子。
しかも、台詞は覚えてないし、台本見てもボロボロ、しかも、かみまくり!

我々、テンション下がりまくり!!
会場内の気温も2、3度下がった感じ……会場騒然 (笑)。
で、まぁ、中山氏登場となるワケですが、登場しにくいでしょうな、実際。
正直、伊○さん……司会するの初めてでしょ?あんた?
まぁ、とにかく、中山さんが空いている席に着席してライブが始まりました。

 

 

 

稲川淳二氏ライブ同様

ここではライブの内容は紹介いたしません

 

 

 

そうですね、怪談の内容は悪くはありませんでした。
全然OKです!
が、問題が一点ありました!
「中山少女隊」が、質問するんですよ!
中山氏が語るごとに、そのエピソードについて!
で、それは「その霊はこうなんですよね?」のような類の質問なんです。
すると、中山氏は「それは私にはわかりません」と答えるんですよ。
つまり……中山氏は、自分には霊感は無いし、霊能者でもないから、その霊がどうなの?こうなの?という質問には答えられない!と言っているワケですよ!
そりゃそうでしょう。
当たり前です!
中山氏は、作家であり、熟の講師であり、放送作家であり、怪異蒐集家です!
にもかかわらず、中山少女隊はそんな質問を連発!
中山氏も少々、立腹したんじゃないかなぁ~とコッチが心配してしまいました。
きっと、中山氏もテンション下がりまくりじゃなかったのかなぁ???
その空気が嫌だったのでしょうか?
てんちん……しばし夢の世界へ逃避行していました。
なんで、中山氏一人でやらなかったのかなぁ~と、悲しくなってきました。
そして、「とっておきの怖い話」ということで披露した中山氏の最後の怪談も……最初に断りを入れてましたが、テレビでやったヤツでした。
ええ、中川翔子の「しょこリータ」でしたかね……。
なんか、滅入りました……。
2,000円だし……ね。
そして、最後は簡単なお払いみたいな事をして、中山氏退場!
中山氏……ご苦労様でした。
で、「中山少女隊」ですが……最後の足掻きで、自分たちの宣伝をかましています。
それもかみかみです。
って、プラネタリウムでやる意味、意図は!?……結局、それはわからないままでした、ハイ。


え~ライブが終了しました。
何気にてんちんをみると、目が合いました。
稲川淳二氏のライブの時にもこんなことありました。
でも、お互いから感じ取れるものは、稲川氏の時とは全く違うものでした。
正反対なものでした。
我々は無言で、プラネタリウムを出ました。
ついでに、溜息も出ました。
あの女 (?) の正体?……もうどうでもいいです。
てんちんの言うとおり、男でいいです……いや、もうホンマにどうでもええわっ!

「中山少女隊」……一体、我々のこのやるせないこの気持ち、どうしてくれるんだい!?
我々が会話を交わしたのは、バイク置き場に着いてからでした。
てんちん、怒り心頭のようです!
そこから一時間、このライブの批評会です。
いや、厳密に言うと中山少女隊への酷評会です。
更に厳密に言うと、特に司会の……(自粛)……(自粛)……(自粛)……。

このレポートも、すっかり尻すぼみの駄文になってしまいました。
書き始めた時は書く気満々でしたが、当日を思い出して気分が落ち込んでしまいました。
申し訳ございません。

ここで、ライブ後のキレたてんちんの一言。

 

 

プラネタリウム一杯に

中山さんの顔を写したら

よかってん!!!

 

 

翌日。
私は「中山少女隊」のことを調べてみました。
三人とも同じ事務所のタレントさんでした。
で、我々の想像通り、伊○綾美さん……初司会だったそうです。
ブログも拝見しました。
三人で近所のイオンでお食事したそうです。
そして、控え室で浴衣に着替え、三人ではしゃいでいる写真が掲載されています。
はしゃぐのは構いません……が、その前にっ!
リハなり、練習して本番に備えろよっ!
ギャラを貰って任された以上、プロだろっ!!!
「しっぱい」?「反省」?……そんな言葉を使うのは、それなりの努力をしてから使ってくれっ!
いや、見えないところで練習、努力していたかもしれないが……プロはやはり結果を出さなくてはっ!
どんな世界でも、それを怠った者は……そう、それまでです。
以後、頑張って下さい!

中山氏のブログにも、この日のライブのことほとんど触れられておりません。
よっぽど疲れたのでしょうか……?

 

 

* * * * * * * * * * * * * * *

 

 

以上です!

気が付けば……こうした「怪談」等を扱ったライブも、久しく行っておりません。
数年前。
てんちん が「久し振りに稲川さんの怪談、聞きたいなぁ。。。」と言い出したので、「今年は行こうか!」と話をしたのが、コロナ禍突入の年でした。
だから、行けなかったんですよね。
今年……まだ、行ける会場あるんだよなぁ……う~ん。。。

ま、とにかく、お付き合い有り難うございました!


Fanks!!