ペース・・・メーカー。。。? | ★黄昏流星医☆アラフォーバツイチ外科医のアツい日々!

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41歳 男 外科医 バツイチ 子供なし / 

趣味:クルマ、酒、筋トレ

 / 全力で仕事して、まだまだ恋愛して、太く生きてる足跡残してます!


こんばんなり~バツイチ外科医、無事夜の街から生還いたしました!


夕方から研究会があって5時ごろ出たのですが…

空が暗くてびっくり(・_・;)



いつの間にか日が短くなったんですね。

毎年、この季節にはうら寂しくなります…










今日、午前中。

患者さんから、オレに名指しの電話がありました。

よその病院で人工弁の手術後、脈拍がうまく伝わらなくなり、

1ヶ月くらい前に左胸部にペースメーカーを入れたおばあちゃんです





「もしもし、お電話かわりました。こるどんです。」

「あ、先生ね。お世話になっとります。あのね、先生。調子悪いのよ~」

「調子悪いって・・どうしたの?○○さん(・・;)」

「この前、先生に入れてもらったヘルスメーターがね・・おかしいのよ」



・・・・・・・・・・・・


ヘルスメーター?(^▽^;)

★黄昏流星医☆アラフォーバツイチ外科医のアツい日々!-ヘルスメーター

違うでしょっ



「○○さん、ペースメーカーね!で、どうおかしいんですか?」

「傷からね、中身が見えてるのよ~」



・・・・・なにっ(  ゚ ▽ ゚ ;)


「中身って、どんなものが見えてます?」

「んーとね。。何か金属みたいのが見えちょる。」



・・そりゃ、やばい。感染して、人工弁にまで及んだりしたら命に関わるやん・・・



「○○さん!それね、けっこう危険ですから、すぐに病院来てもらえますか?」

「あーでもねえ。今日は誰もおらんのよ~。月曜に行くわ、センセのとこ」

「いやいや、危ないから今日来てくださいな。タクシーとかで、何とか来られません?」

「ああ、タクシーね。じゃあ、今日行った方がいいのね?ハイ。わかりました。」

「今、傷のところはどうしてます?何かで覆ってますか?」

「あ、ヘルスメーターのところだけバンソウコウ貼ってるわよ~」

「(わざと言ってんのかおい ^^;)ペースメーカーね!それでいいですから、すぐに来てくださいねっ!」





1時間後。


結局、そのおばあちゃんは救急車にて来院(;´ω`)

まあ、仕方ないですな。一人だったんだし。

搬送してくれた顔なじみの救急隊員に詫びを言いつつ、

さっそくおばあちゃんの左胸部を診察。





・・・・ん?(-"-;



傷、きれいやん。。。



「○○さん、傷、開いてないですけど???」

「あ、先生、そこじゃないわよ~ ^^」

「?どこですか?」

「いや~ねぇ。ここよ~ ^^」



と、おもむろにパンツをずらしたおばあちゃん。。。



右脚のつけ根に、バンソウコウ。

剥がしてみると小さな傷があり、

たるんだ肉の隙間にホチキスのような金属が、2個。。。

どうやら、血管の中にチューブを入れた小さな傷。

前の手術からずっと残っていたようでした。。。





「はいっ。じゃあ、金属取ったから。あとはバンソウコウ貼っといてね、しばらく」

「あれ先生。大変だってから、入院の準備してきたのに。ヘルスセンターは大丈夫なのかい?」



・・・だから、ペースメーカーですっ(^▽^;)

大事に至らず、ほっとしたこるどんでした。



「もう治っちゃったんだね~ ^^  アタシが思った通り、先生は名医だね~!近所に言いまわっとるんよ、こるどんって医者が名医だって」



おばあちゃん、20分ほど救急外来で、誰にともなく熱弁をふるって帰って行きました。。。

おばあちゃんに、罪はないもんな。

金属ステープラーを取り忘れてた、医療者の失策です。ハイ。。ただ、しわに隠れて見えなくなっちまうのよね ^^;







夜は、研究会のあと、エライ先生のおともで和食をいただいて参りました~。




当然、そんな席で写メも撮れず・・・(-。-;)



焼肉のほうが、100倍いいのにな~

と、認識を新たにしたこるどんでしたとさ。。。