Thunder Storm | 今夜はきまぐれ~Mustangのひとりごと~

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~WHO'LL BE THE FOOL TONIGHT~ Music Monologue by Mustang
ホントにきまぐれな更新でございます…(^^ゞ



なんとも荒れた梅雨入り…

♪ Thunder Storm (live)

この1週間で立て続けに東北北部まで…つまり日本列島で梅雨のある全域に「宣言」が出た。

どう見ても普通…いや、自然現象に「普通」なんてないと思ってはいるが、かなり普通ではない展開になっているのは確か。

梅雨中盤から末期ならともかく、今から1カ月分の雨量を観測というのはあまり記憶にない展開だ。

気象庁の天気予報区分では北陸地方になる新潟県…山間部はそれなりに降っているところもあるようだが、僕の住む新潟市の海岸部では通り雨ぐらいの降りが散発的にやってくるくらい。

ただ、ここ数日は妙に風の強い状態が続いたが…

いずれにせよ、雨の季節に突入したのだから、どこに住んでいても注意が必要なのは間違いないだろう。



"THUNDER STORM" by 高中正義
from live album "OCEAN BREEZE"(1981)

written by 高中正義


前回は、雨の季節ということで「雨男」にひっかけた記事(笑)を書いたが、そこで書き忘れたことがあったので、再び高中正義の曲を持ち出してみた。

高中正義は「ギタリスト」であることは間違いないが、それ以上にソングライターであり、アレンジャーであり、プロデューサーである…僕はそう捉えている。

日本の所謂「フュージョン・シーン」の中でも、かなり細かい音づくりをする…と言ってもいいかと。

それは、前回記事に登場した「虹語り」がわかりやすい例だと思うのだが、スタジオ・レコーディングではかなりギターの重ね録りをしている曲がよく見受けられること。そして、ライヴ作品として残されている映像や音源において、もうひとりギタリストを置いているケースが多いことが、僕がそういう印象をもつ要因になっている。

今回のライヴ・テイク "THUNDER STORM" にギターで参加しているのは是方博邦だ。

僕は数少ないライヴ体験の中でも高中正義のステージは2度観ている。

最初は多分 "T-WAVE" と "FINGER DANCIN' " がリリースされた1980年頃。
2度目は "SAUDADE" リリース後なので1982年頃だと思う。

2度目の時にはギターで鳥山雄司が参加していた。(ベースは鳴瀬善博だったような…)

"THUNDER STORM" もそうだが、ツイン・ギターでなければメロディ・フレーズの一部が再現できない曲…結構多い気がする。

僕が観た2度目のライヴでは "NEW YORK STRUT" がそれを象徴していたと記憶しているし、例えばアルバム "ALONE"(1981) の1曲目の "SPEED OF LOVE" なんかも典型かな…と思う。

曲によっては、メロディとコード・カッティング…リードとサイドの分業レベルではなかったりして…

スタジオ・テイクの "BLUE LAGOON" (もちろん "JOLLY JIVE(1979) のテイク)だって、かなりギターを重ねて録っているようだし。


アドリブ以上にアレンジ重視…それが高中サウンドの魅力じゃないかな…と思う。

だからこそ "RAINBOW GOBLINS(虹伝説)" のような「コンセプト・アルバム」が誕生したのだろうし…





2度も引っ張ってなんではございますが、特集をやるには「雨男」以上に「夏男」のイメージもある高中正義ですから、梅雨が明けたら書き始められるよう準備を始めよう(笑)と思います。

しかし、「エルニーニョ」が発生して、結果的に「梅雨の期間が特定できない」なんてことにならなければいいが…


(;^_^A





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