自己肯定感を高めるために「否定しない」は違う | CRSメソッドのブログ

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NPO法人子武志の事業ひとつ、家庭教育メソッド。
母親の考え方や関わり方が子どもを伸ばすのは明らか。
こどものしつけ・教育を本気で考えるお母さん達のための講座を東浦町、阿久比町で開催しています。

「好きにして良いんだよ」
「自由にして良いんだよ」
っていう言葉掛けは
大人には有りがたい言葉だけど
子供にとっては寂しい言葉だと私は思います。

間違っている時に「違うよ」って言ってもらえること
「こっちの方がもっと良くなるよ」というアドバイスしてもらえること

どちらも否定があっての言葉掛けですが、相手を思っての言葉です。

日本人は自己肯定感が低いと言われ、お母さんたちも「自己肯定感」を気にして子育てをされていますが、

自己肯定感…
そう「肯定」という言葉が付くから「否定」しなければ肯定感が上がる、と勘違いしている大人達が多いと思います。

子供が大人になった時、自由には責任が伴うからこそ、判断が必要

だから、その判断が出来るように大人達は子供に教えたり、経験させたり、叱ったり、誉めたりするのです。

子供のころから否定されず、全て肯定され思い通りになってきた子達は、実際、大人になってから苦労しています。

否定をしてはいけないのは
「人格」「人権(存在)」です。

大人になって好きなことをするために
子供のうちは嫌なことでもやらなければならないことをするのです。

大人達の間でいう
「嫌なことは止めればいい」
「好きなことだけやってればいい」

子供に当てはめていうのは
子供にとって可哀想なことだと私は思います。

子供の頃から好きなことだけやってきた人
嫌なことはやってこなかった人
自立した大人になっている人がいたら誰か教えてください。
会ってみたいです。