就活で身近に「成功のロールモデル」がなく「あみだくじ」を引くような混沌とした時代かも | きままなひととき

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親戚に、大学3年生の男子がいます。いわゆる、就活中で、色々と迷っている様子、食事会で会話しました。

彼は、要するに

「やりたい仕事がわからない。何を目指せばよいのかもわからなくて、就職先の候補選定すらできなくている。」

との事で、彼と一致したのは、身近に人生の成功のロールモデルがなく、どのくじ(就職先)を引けば人生で成功できるかが見えず、まるで「あみだくじ」を引くような気持ちだ、という事です。

 

 

 

私が就活した時代は昭和50年代後期で、まだまだバブル経済に向かって上昇気流であり、成功のロールモデルは、

「一流大学卒→一流大企業か、国家公務員一種合格」

が将来約束されている職業であり、大企業は終身雇用でもあり、生涯にわたり経済的にも社会的な地位的にも安泰な人生を送れる、という「王道」の成功ロールモデルが身近にあり、特別な才能がないと自覚している普通の学生は、この「王道」目指して頑張ったものですし、就職後は、将来は年功序列で給料が確実にあがるから、それを目指して頑張って出世しよう、的なモチベーションも持てました。

 

でも、今は大企業といえどもつぶれる時代になり、国家公務員一種の官僚達も超過酷な多残業仕事であり、政府大臣や国会議員にこき使われ「下僕」的な扱いに、もはや「ブラック化」しているとみなされて、志願者がどんどん減っています。

教師も男女平等処遇であり一生の仕事として人気も高かったのですが、多残業や過労死が問題化し、その志願者がどんどん減っています。弁護士も増えすぎて、弁護士事務所はいまや「コンビニ」よりも多く、薄給となっていて、魅力が劇的に低下している時代です。

 

つまりは、これまでの主な成功談のどの道に進んでも「リスク大」を感じてしまい、魅力を感じられなくなっているのです。

さらに、

パワハラ、セクハラ、モラハラ、

などや、

コンプライアンス遵守していない疑い

など、ブラック企業だ、とのネットの口コミもあり、その真偽がわからない情報であふれ、何を信じたらよいのかもわからなくなっていて、将来に明るい希望が持ちにくい社会に見えていると、彼と話して感じました。

 

強い意思で、なりたい職業がある学生もたくさんいることでしょう、でも、同じくらいなりたい職業がわからない学生もたくさんいるのです。

それだけ、現代日本の社会で、「王道」と言える道がわからなくなりつつあり、単純明快に、この道に進めば人生の成功だ、とは言えないように感じました。

 

この課題への解決策は、名案が思い浮かばなかったのですが、彼には、

「あみだくじで「外れ」たら、転職サイトも今は多数あるので、無理せずにさっさと辞めて転職するのが良いね。」

「「一芸は身を助ける」と昔から言ったが、何か1つでも「できること(資格なら強い)」を持っておくと、人生全般で役に立つよ。」

という意見(アドバイスにもなっていないので)を言う程度しかできなかったです。

 

混沌とした難しい時代ですが、就活生の皆様を応援しています。

 

ではでは。

 

 

 

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