金蔦 六本木店。旬の素材を使ったお料理や博多炊き肉鍋と呼ばれるオリジナル鍋がある、福岡の名店「博多春吉」の六本木店。
場所は、都営大江戸線 六本木駅7番出口より徒歩1分もかからない、東京ミッドタウンと道路を挟んだ隣、竹岡ビル 地下1階にあります。
この日はグルメ仲間にお誘い頂き伺いました。
オーダーしたのは九州産黒毛和牛三角×鹿児島黒豚「黒宝豚」のコース。別途サービス料5%がかかります。
コース内容は、季菜・生彩八寸・向付け・炊き肉鍋・御食事・甘味・矢部和紅茶というもの。
本寄せ白ごま豆腐
なめらかで白ごまの上品な舌触り、上には黒米、赤サラダ小松菜、紫芽がのっています。
ふり柚子の香りがさわやか。
山崎ハイボールで乾杯。
生彩八寸
なると干し柿はヤーコン小豆が巻いてあり、上にクコノミを飾ってあります。
ラディッシュと練りごま入りマヨネーズ
どんこ椎茸は含め煮で旨味が増しています。
コールスローは紅白大根で。
さごしの燻製 サクラのチップで燻製にしてあり、燻蒸された香りが良いです。
干し甘エビ、菜の花の土佐和え、蝦夷鹿の練り味噌と揚げビーフン
甘エビを干すことでより甘味を増しつつ香ばしく仕上がっています。
旬の菜の花は鰹風味の出汁がに含められています。
向付け かぶのすり流し エスプーマ仕立て
なめらかなかぶのエスプーマの下に、牛肉の甘辛煮。上には霞大根、しんとり菜(江戸野菜)、彩で芥子パプリカがふってあります。
霞大根の下に空けて見えるエスプーマと牛肉の甘辛煮
一緒に頂くととろりとしたなめらかな蕪と牛肉の甘辛煮がからまりするっと入っていきます。
赤ワインをグラスで
炊き肉鍋 鹿児島産 黒宝豚と黒毛和牛トモサンカクがお鍋の回りをぐるっと囲んだ変形鍋。
内側には牛テールスープが入っています。
お肉の下には長ネギがたっぷり隠れていて、実は見た目以上にヘルシー。
梅味噌ペッパーと書いてあるビンが2つ。こちらはお好みで辛味をプラスしたいときに使います。
塩たれ、トマトだしワインビネガーの冷製たれの2種類。
牛肉にはトマトべ―スが、塩たれには豚を合わせて、梅味噌ペッパーで辛味を足すと深み増してついつい食べ進んでしまいます。
といってもネギがたっぷりでヘルシーに頂けるのもうれしいかな。
小麦ライ麦 杵打ち麺
鹿児島産 黒宝豚と黒毛和牛トモサンカクの旨味がたっぷり染み出した牛テールスープに、ツルツルと滑らかな平打ち麺を入れて、最後に締めとして頂きました。
矢部和紅茶と青りんごの冷やし善哉
和紅茶は日ごろからいただきますが、矢部和紅茶は初めて頂きます。
後で調べてみたら福岡県八女市矢部村で作られているのですね。茶葉の種類はわかりませんが、深い色合いで渋みもしっかりとした紅茶でした。
青りんごの冷やし善哉には紫バジル、黒豆の赤ワイン煮や甘夏とキウイがトッピングされています。日ごろ善哉自体をあまり頂かないので青りんごの冷やし善哉と聞いて想像しにくかったですが、ピンク色の器にりんごの色がやさしい雰囲気を作っています。こちらは甘酸っぱくて最後の締めの甘味にぴったり。
店内は入り口を入ると茶釜や柄杓があり、お湯がこんこんと沸いています。茶釜がディスプレイではなく実際に使われていることで日本の旬を頂けると期待が沸きます。
そのまま通りすぎ左に曲がると客席になり、1面フロアですが見えない部分を作ることで客席が活きています。
店内一番奥にはガラス越しにグリーンを配置し地下を忘れさせるくつろぎの演出。また、間接照明がシックな雰囲気を作っています。年齢層が高いのかと思いきや、20代後半くらいのカップルや女子会、マダムと幅広い年代層の方が訪れていました。
お店の方の目配りも届いて皆様落ち着いてお食事をされていらしたので、とても居心地が良かったです。
アラカルトもいいですが、せっかくならコースで頂くとちょうど良いお腹具合で、種類も楽しめるので、次回もコース指定で伺おうかな。
金蔦 六本木
東京都港区六本木4-12-11 竹岡ビル B1
03-6804-5070
営業時間: 17:30~23:00
サービス料・チャージ: 5% (個室は10%)