ピンクリボンうつのみやセミナー 超早期発見なら90%が完治する乳がんを見逃さない為のPEMとは |   おいしい毎日

  おいしい毎日

  旅・美味・モニター・・・一味違った美味しい毎日を楽しみに

 

初期に発見されれば完治率が高いと言われる乳がん。

ところが日本の乳がん罹患率は2000年には20~25人に一人だったものが、2010年には12人に1人と増加傾向にあり、女性のがんで第1位になっているそうです。

ところが日本女性の検診率はというと30%前後。乳がん罹患率の高いせいもあるでしょうが、欧米が70%以上の検診率に対してかなり低いのが現状です。

 

 

芸能人にも乳がんの罹患公表をされた方もいらっしゃり、他人事とは考えずに検診を受けなければと改めて思います。

とはいえ、信頼していた病院はすでになく、ではどちらの病院で見て頂くのが最も良いのかというとわからないのが現状です。

 

乳がん検診とはもっとも信頼してお任せできるところとはどういう点に注意したらいいのか、色々学びたく、「ピンクリボンうつのみやセミナー」へのツアーがあると知り参加させて頂きました。

会場となったのは栃木県宇都宮市にある「とちぎ健康の森」講堂。
宇都宮には日本に2台しかないと言われるPETがあるというのも伺う決め手になりました。
 
 

昨年度のおさらいから・・・日本人に多い高濃度乳腺とマンモの相性

 


最初に昨年のおさらいで高濃度乳腺について説明がありました。

 
 
高濃度乳腺・・・勉強不足というかそれほど遠いと思っていたのが乳がんだったもので、初めて聞く名前です。
 
高濃度乳腺の前にまずは乳房はどう形成されているかというと、繊維組織と脂肪組織から形成されています。
高濃度乳腺とは繊維組織と腺組織が多く脂肪が少ない乳房の事を言い、日本人に最も多いものなのですって。確かに欧米人のボリュームにはかないませんものね。
それならば、少しでも良い条件の元で受けたいな。
 

ピンクリボンセミナー ~全国初乳がん検診率50%を目指して~

 

開催日時: 10月15日(土)

会場: 「とちぎ健康の森」講堂

 

 

講演テーマ

 

 「乳がん基礎知識入門~行こう、受けよう、乳がん検診~」

宇都宮セントラルクリニック 乳腺外科 竹原めぐみ先生

 

「PEM(ぺム)を受けましょう!」

NPO法人 ピンクリボンうつのみや 理事長 佐藤俊彦先生

                      ※PEMとは乳房専用PET検査 


Facebook

https://www.facebook.com/events/1100900119958179/

 

 

 
 

初期発見の可能性が高く適切な治療が期待できる乳がん検診は複数の機器を組み合わせてみたい

 
 
第一部 「乳がん基礎知識入門~行こう、受けよう、乳がん検診~」
宇都宮セントラルクリニック 乳腺外科 竹原めぐみ先生
 
乳がん検診を受ける最もメリットを享受できるのは、日本人女性のがん罹患率の中で一番高いにもかかわらず、早期で発見できれば完治の可能性が高いがんであること。
それにはしこりが全くふれない、「非浸潤がん」で発見してもらわねばなりません。
「非浸潤がん」とは乳管の中にがんができた段階のがんの事

 

 

女性のがん罹患率の中で第1位が乳がんなのに対し、がんでの死亡率は5位。

 

つまり

かかる人は多いけれど、早期発見・早期治療ができれば治る可能性が高いがんなのです。

 

そして、検診は症状がない人の為のもの。 症状がある人は医療機関を受けましょう。

 

 

 

では、乳がん検診でする事とは

  •  問診
  •  視触診
  •  問診
  •  超音波検診(エコー)
  •  マンモグラフィ(乳房のレントゲン)
  •  トモシンセンシス(3Dマンモグラフィ)
  •  PEM(PET検査を用いた乳房の精密検査)

一般的にはマンモグラフィとエコーを組み合わせて受けているかと思います。

PEMは日本に2台しかない機器で2mmのガンから見つけられるので、乳がんと診断された場合はPEMを併用することをおススメするとの事。

 

 

 

上はマンモグラフィで撮影した乳房。
ボリュームの少ない日本人は高濃度乳腺、不均一濃度乳腺が多いのだそう。
 
高濃度乳腺は繊維組織と腺組織が多く脂肪が少ない乳房では、マンモグラフィではがんは白く写りますが、高濃度の方の乳房も白く写る部分が多く見えにくいのだそう。まさかの言葉と写真を見てびっくりしてしまいました。
 
ちなみに濃度は年齢によっては低下する場合もありますが、生涯変わらないケースも多いそうです。
 

ということで、マンモグラフィには超音波(エコー)を組み合わせるのが良いとの事。

 

 

 

2mmの癌から見つかるPEM

 

 

第2部 「PEM(ぺム)を受けましょう!」

NPO法人 ピンクリボンうつのみや 理事長 佐藤俊彦先生

 

PEMは従来より細かい病変を見つけることが可能な装置で、空間分解能(細部まで見える能力)が全身PETと比較して2.5倍~6倍と極めて高く、全身PETでは検出されなかった小さながんの発見に期待されている機器です。


 

 

PEMはPET検査後に追加で行うと追加投与がなく検査が可能との事。

では、どのような時に使用するのかというと、

 

 

 

  • 乳がんと診断された時に広がりを見たり、反対側を確認する。
  •  乳がんの術後の経過観察 定期的にチェックすることで再発をいち早く診断
  •  豊胸術後 豊胸術を行うと画像診断が限られてくることがある
  •  他の検査でも不明な時の原因精査
  •  PET検診に使用することで早期発見

つまりわかりずらいがんを見つけるためにPEMなどで画像検査を行い、早期発見できれば乳がんは完治する病気なのです。

 

 

マンモグラフィとPEMの画像比較でみるとガンの位置が顕著に見えます。

 

 

 

宇都宮セントラルクリニック見学 PEM・・・日本に2台しかないうちの1台がこのクリニックにはある安心感

 

 

セミナー後、宇都宮セントラルクリニックの見学をさせて頂きました。

 

宇都宮セントラルクリニック

住所:栃木県宇都宮市屋坂町561-3

電話番号:028-657-7300

 

 

入り口を入ると右側に女性専用健診センターが設けてあります。

中はやわらかなパープルピンクとホワイトを基調にした優しく明るいイメージ。

 

 

 

 

マンモグラフィ

 

マンモエコー

 

PETセンター

座ったままこの機器の間に乳房を置くだけ。軽く挟むだけでよいのですって。

 

 

 

PET(PEM)の待合室にはPET検査についてわかりやすく書かれたものが掲示してあります。

 

 

 

PETの部屋に入るところには除菌されたスリッパが。

感染防止にも気を使っています。

 

 

 

藤城清治の絵を始め、おだやかな気分になるクリニックです。

 

 

 

入り口を入って待合室や診断室も余裕を持った優しいイメージの作りです。

 

 

 

 

 

ひざかけまである細やかさは、体調が悪い方にはうれしいでしょう。

 

 

 

ピンクリボンセミナー登壇者 竹原めぐみ氏著

「乳がん専門医」の教え-寿命を10年延ばす (中公新書ラクレ 564)

 

ピンクリボンセミナー登壇者 佐藤俊彦氏著

  超早期乳がん最新治療: 最先端検査が実現した

  がんになった医者が書いた あなたのがんは「これ」で9割防げる がんはステージ0で見つけ、未病で治す

 

 

当ブログ ピンクリボンうつのみやセミナー関連記事

10月はピンクリボン月間 10月15日(土)宇都宮にてピンクリボンセミナーが開催されます

 

2014年健康関連記事

マラソンレポおよび乳がん・子宮がん検診を受診した記事です。

【PR】第3回 高崎美スタイルマラソン2014 年々増加する子宮頸がん撲滅の為のマラソン大会開催

参加者募集中 日本初の子宮頸がん予防啓発マラソン 高崎美スタイルマラソン2014