明日、成人式。
でも、まだ、俺はガキのまんま
今日も、感情をコントロールできなかったというか
大人になれなかったから
相手を怒らせてしまう
というか向こうは大人だから
気まずい雰囲気になっただけだったけど
でも、一つそういうことがあったら
俺が見ている世界は全部気まずくなる
全部うまくいかなくなる
そんなとき、やっぱ風呂って貴重な時間だ
見えるのはタイルだけ
聞こえるのは水の音だけ
そこにいるのは自分、ただ一人
ケンカしたとき、
ふられたとき、
消えてなくなりたいと思ったとき、
悲しいとき、
苦しいとき、
そんなことを本当に心の底から相談できる相手もいないから
ってか、いたとしても
これは誰かに言って通じるようなものでもないし、
分かってもらいたいなんても思っていない
だから、
風呂でただひたすら考えるんだ
本当にそこでは集中できる
唯一、一人で世界から切り離されて、
何かを考えることができる瞬間
すうっと水の音に吸い込まれて
今この瞬間、この世界が俺を残して、消えてしまったみたいだ
そしてシャワーに顔をうずめて
自分の中の混沌へ沈んでいく
でも、結局結論なんて出ない
いつも、答えは同じ
堂々巡りで振り出しに戻る
でも、そんなとき
こんなこと、
日常のほんのささいなこと
他人から見ればそんなちっぽけなこと
でも俺にとっては消えてしまいたいくらいのこと
それを、正直に全部話すことができる人がいたら
なんて
ふと考えてしまう
いてほしいと思う
だから、今が本当に苦しい
誰にも理解されない苦しさ
そんな俺が明日からは成人するのか
でも、本当に人に感情を伝えることって本当に不便だ
俺が思っていることはただ一つだけだ
お前と出会えて本当によかった
だから幸せになってほしいんだって
ただそれだけなのに
どうして人は近くに行けば行くほど
傷つけ合ってしまうのだろうか
感情は言葉にはできないのだろうか
この気持ちをどうしたら
相手に伝えることができるのだろうか
苦しい
理解してほしい
でも理解されない
そんな俺が明日、成人する