4月7,8日と漢方の学会に出席してきた。
漢方と言うのは日本での呼び名で、中国では中医(ちゅうい)になる。
ちなみに、厳密に言うと理論とかも日本漢方と中国漢方では、かなり違ったりするんだけどね。
今回参加したのは、
世界中医薬学会連合会のアジア太平洋中医薬サミット。
日本だけでなく、中国、オーストラリアなどアジア太平洋地域の中医学の先生方が参加されてて大盛況。
中国大使館の公使の方も挨拶に来られてた。
日本からの発表と中国からの発表で、同時通訳を聞きながらだったのだけど。
やっぱり面白い!
とても勉強になる。
中国では、医師免許って西洋医学と東洋医学の2種類ある。
それだけ、中医(漢方)に対する需要が高いのと、昔からの伝統的な治療がいまに生きてるんだよね。
そして、
理論的もどんどん進化してて。
数千年の伝統は大切にしてるし、理論の基礎は間違いなく数千年前からのものなのだけど。
それを現代の病気にどうあてはめるか
とか、
西洋医学の診断基準や治療とどう組み合わせていくか
あるいは、
新しい理論や処方をどうつくっていくか
という部分にすごくスポットがあたってる。
いいとこどりして、よりよいものに改良されてる感じがすごくする。
今回聞いてて興味津々だったのは、やっぱり婦人科・生殖医療の分野。
臨床の現場で活躍されてる先生たちの発表は面白い。
特に、3名の先生方の発表が非常に印象的で。
山東中医薬大学 連方教授
「IVFの排卵契機から考える中医学の「氤氳(いんうん」理論に置いての思考と臨床選択」
↓
氤氳というのは、気血や陰陽の流動状態を示してて、
そこから排卵のタイミングについての話だったのだけど。
エストロゲン、プロゲステロン、LH、FSHといった婦人科ホルモンの数値と卵胞の大きさ、
採卵するときのタイミングとの関係とかすごく興味深かった。
こうなると採卵してもダメになりやすい。
生理周期が短い場合に、良い卵子を作るための漢方の使い方とかを、
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
卵巣機能不全(POI)
黄体化未破裂卵胞症候群(LUFS)
など
排卵の問題で不妊治療がうまくいかなくて悩みやすいひとの状態にあわせて、実際に解説していただいた。
南京中医薬大学 談勇先生
「安胎と栓友病について」
習慣性流産や不育症の問題については、最新の西洋医学の診断ともあわせて、漢方薬でどう対応していくかということを細かくご説明いただいた。
やっぱり、血流と免疫系というのが大きなカギを握るのだけど。
実際に、西洋医学でもアスピリンやヘパリン、免疫抑制剤を使いながらも、着床という仕組みがまだ明らかにされていない部分も多いから、難しいところで。
そこにタイプ別に漢方薬をどう組み合わせていくか、すごく勉強になった。
ちょうど日本の先生の症例発表もあわせて、めちゃくちゃ参考になって。
ちょーテンションあがる。
やっぱり、
この問題って難しくて。
採卵しても着床しなかったり、流れてるひとが多いから。
ホント少しでもなんとかしたいんだよね。
黒竜江省中医薬大学 韓延華教授
「多嚢胞性卵巣症候群における韓氏婦人科の治療方案について」
いま不妊の原因として増えてる多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を、体質別にどう治療していくか。
西洋医学の明確な診断とあわせての診療&治療プログラムについてだった。
もう、3人の先生方のお話が本当に最高で!
そっかー!
こういう考え方や漢方薬の使い方があるのかー!
とか、超絶メモメモ。
実際にすぐに応用できることや、使える知識も多くて、本当に収穫盛りだくさん!
やっぱり、新しい勉強って大事だなぁと実感。
そして、やっぱり漢方(中医)って大好き!(≧▽≦)
連方先生と一緒に^^
今回の内容は、少し専門的だったり、ブログだと書きにくい内容なので、会員さんのメルマガの方でまたご紹介させてもらうから、定期購入をされてる方はお楽しみに〜!^^
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すべて読ませていただいていますが、【個別の返信はできません】ので、ごめんなさい~!